隠蔽された新型肺炎の真実。警告した医師の死亡記事も削除の中国

2020.02.07
by MAG2NEWS編集部 NK
 

ヒトヒト感染も隠蔽

当局は、発表から数週間「新型ウイルスに感染した動物に接触した人にのみ感染する」「ヒトからヒトへの感染はない」と主張していた。しかし李医師は、「ヒトからヒトへの感染は明らかにあった」と財新記者からの取材で回答。

李医師は、1月8日ごろに閉塞隅角緑内障で入院していた患者の症状が眼圧が正常に戻っても回復しないことから、肺部分のCT検査を行ない、原因不明の肺炎である基準を満たしていたと気づく。その後、患者の世話をしていた娘も発熱を起こしたことを確認しているのだ。李医師は、この患者が移送された当日に咳が出始め、翌日には発熱。何度か検査を受けたが、「陰性」の反応しか出なかった。感染が確認されたのはその約10日後。そして7日未明、所属していた病院が死亡を発表した。

新型コロナウイルスによる肺炎での死者は、65歳以上が8割といわれている。一方、亡くなった李医師は33歳。果たして適正な処置は受けられていたのか…これまでの隠蔽工作を見ていると、どうしても疑ってしまう。

李医師の死を隠蔽

李医師の死を報じた中国メディアは、記事やツイートを削除。WHOも追悼ツイートを削除している。


※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source:日本経済新聞朝日新聞テレ朝ニュースBBC

image by:Shutterstock

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