春節から一ヶ月以上も経って動き出した日本
先週まではイベント開催!が多かった日本、そして長崎。今週は一変してどこもかしこもイベント中止の運びに。先週の時点で決定した五島は立派。
やっぱり政府判断を見てから動いているんですよね。出る杭は打たれる。横並びが一番。目立っちゃ駄目。こんな時に横並びしていたら危ないのに。
一部の市町村では政府判断を無視して独自の動きをしていますが、県民を守ることを考えると大切ですよね。行き過ぎた自衛だとしても、あとで謝罪すればいいじゃない、と思って日本の動きを中国と比較してみています。
「日本ですか?帰ってないんですか?」と聞かれる事もあるんですが、正直中国上海の方が隔離もしっかり、チェックもしっかり。先程も書きましたが目で見えないウイルスだからこそ、目で見える体制で管理すると心身ともに安心すると思います。
※ ただ私は外国人なので、もしもの時の緊急時は後回しになる可能性も十分あると覚悟はしています。
日本のブレブレの対応が怖くて仕方がありません。こんな発想の私は非国民なのかも知れません。
日本で働いている方に失礼ですがイベント中止なのに満員電車で通勤なんて意味不明です。
リアルタイムで患者数が分かる中国の仕組み
因みに中国では集計精度のブレが当然あると思いますが、各省各市各区別で今現在の発症患者数、累計数、治癒数、死亡数を公開しているサイトがあります。知りたい方は「全球新冠病毒最新实时疫情地图」などで検索を。
サイトを見るだけでも上海人口2,400万人に対して現時点(2020年2月29日26時時点)の患者55名、累計337名、死亡3名、治癒279名。仮にブレが10倍あると考えても、その数は2,400万人に対して非常に少ないと思います。
また急増した時期(2/12)から現在は非常に少ない数で推移しています。
もう中国を笑えない日本の体制
武漢に数週間の突貫工事で建設した2棟の病院。こんな動きを日本人はそんな病院はスグに壊れる、ありえないと言
基本は臨時的な用途の病院。日本で震災が起きた場合のプレハブ住宅のような扱いと思います。何年も利用を目的としている訳でないはず。一つの場所で多くの患者を隔離するが最優先。
仮に東京で発症者が急激に増えた場合、同じ場所に数百や数千の単位で隔離して治療する事ができるでしょうか。
とりあえず動く、多少の間違いや失敗は動きながら修正する。これって日本人が非常に苦手な中国的な動き。
ただ今回のような時は意外とマッチしているように思います。
一分一秒と形を変え動いているウイルスや慌てて行動する人間が多い中、時間を掛けてアレコレ考えて出てこない結論や、出たとしても時間の経過で既に事象が違ってしまう事もあるので、まず行動に移すことが案外対応としては合っているのかも知れません。
何でもかんでも中国を見下したりせず、中国が感染した時の対応を顧みて採用する事も大切。歴史から振り返るって重要なんだなと、今回勉強になりました。
日本人や中国人という単位ではなく、やっぱり人なんですよね。
政府対応が後手になっていていますが、政府発表を待つのではなく、出てきた発表にあれこれ批評するのではなく、先回りして自衛した方がよっぽど建設的で気持ちも心も安心です。
日本にしても中国にしても、一人でも多くの人が無事に安全に生活できますように。
それと『安住紳一郎の日曜天国』でダイアモンド・プリンセスに搭乗されていたリスナーの方。毎週、臨場感ある船内の様子を船員に対しての感謝を交え投稿していました。
ただ先週、残念ながら陽性反応になったと投稿。しっかり病院で治療され、回復して退院しました!と投稿がありますように。投稿待ってます。
image by:ジンダオ