日本より中国の方が安心。上海在住日本人が漏らす日本への危機感

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「これから1~2週間が急速な拡大に進むか収束できるかの瀬戸際となる」と、政府が異例の「小中高臨時休校」の要請を出し、イベントの中止・延期も多く見られるようになった日本。新型コロナウイルスの感染拡大防止にようやく動き出した感がありますが、中国・上海では今どのような状況のでしょうか。今回の無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』では上海在住の日本人著者のジンダオさんが、現在の上海の様子と、日本のあまりの対応の遅さに思わず「中国のほうが安心」と呟いています。

ついに小区で体温検査実施!意外と安全な上海と危うい日本

前回の記事から1週間が経ちました。中国より日本に大きく変化が生じているように感じます。私の身の回りで起きた動きも含めて今回は紹介したいと思います。

2月28日深夜、小雨。自宅待機は1ヶ月超え。在宅勤務が始まって2週間という感じですが、日本との打ち合わせ準備や、現地で進めていたプロジェクトの準備など出来ることを進めている、という感じです。

湖北省武漢の工場が3月中旬を目処に稼働する可能性もある、と情報も聞いたのですが、臨機応変に変わるので状況を見守るばかりです。

小区で新しく始まった取り組み

週イチの買い出しを終えて自宅がある小区に戻ってくるとオバサマが近寄ってきてピッ。体温チェック体制が整い、小区に戻ってきた住民にチェックを開始。

上海でも他の場所では始まっていたと聞いていた取り組みなのですが、我が小区でも開始。

正直万に一つだと思うんです。高熱の人って。だけども目に見えないから、何とかして見える形で予防線を張ろうと取り組んでいます。

届いた宅配便用に机の準備も。もちろんすべて置けません。荷物の受け取り間違いの可能性も考え、届いた荷物にマジックで大きく住所情報を追加で書き加えたりと、管理部で対応をしています。

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日本、見習ってください。ここまで中国は徹底しています。

柔軟に対応ではなく強制的にでも一律中止にする意味

定例となった週イチの買い出しに行った時に中華麺の店舗が営業開始。店員は全てマスク。テーブルは4つくらいの小さい店で客は一人だけ。久しぶりに恋しい中華麺。客の入りも少ないのでちゃちゃっと食べて帰ろうと注文。

すぐさま出てきた麺をひと口すすると、マスクをした二人組の50代の上海人の女性が入店。入店とともにマスクを外して、あれこれと上海語を交えて喋りだしました。どんな感じで喋っているかは想像におまかせします。

「話さないでもらえます?」と注意しても「話して何が悪い」と言い返され、仕方なく食べかけの麺はテイクアウトで持ち帰る事に。

ストレス発散に喋りたい気持ちも分かります。

マスクは自衛のため。自分は感染していない、と勝手に思い込み。だから喋って何が悪いという発想なんでしょう。店舗にマスクが無い方の入店制限をしても、そんな人がいるのです。そんな人と場所を共有して食べても不愉快で美味しくないのでテイクアウト。

中国でも日本でも自分勝手な発想の人物は一定数いる訳です。だから柔軟に対応を求めるのではなく、強制的に徹底的に中止して行動を抑止する。時と場合で性悪説が必要です。

二人組を見て少し緩んでいた気を改めて張り直したのでした。ありがと!おばちゃん。

再予約と再延長になったクリニック

歯抜け生活10日。本当は3月2日に歯を詰める予定でしたが、歯医者より3月7日まで再延期の通知が。早速予約を変更したのですが、更に5日ほど歯無し生活の継続決定。歯の痛みじゃなくって良かった。詰め物が取れただけだもん。

そんな予約をした翌日、日系クリニックの延期通知。こちらは16日までの延長。うーん、歯医者も更に伸びる可能性大。更に伸びたら接着剤で接着しようかと検討中…。

逆輸入を恐れて強制隔離を開始し始めた中国

どうやら中国が日本からの訪中時に2週間の強制隔離を始める(始めた)との話しが。

日本人の訪中ノービザ入国は2週間。つまりノービザでは隔離されてそのまま日本に帰国となってしまいます。ビザ取得して入国しても強制隔離。そんな形では中国に出張できないので、ビジネスが遅延を始めています。

私個人の感覚ですが4月か5月まではこんな感じと腹を決めているので、慌てても仕方がありません。ジタバタしても一人では、どうしようもないので。

感染が増えている日本を見て、中国はすぐさま日本人の入国を厳しく取り締まりだしたようですが、中国ができて、なぜ日本が春節時に出来なかったのか?中国で起きたことが日本では起きないと思ったのか?日本は不思議でなりません。

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