新型コロナ「特措法」なぜ現行法を適用しない?野党が疑問視の訳

2020.03.05
by MAG2NEWS編集部 NK
 

なぜ「適用できること」と「できないこと」があるのか

安倍首相は、現行法では適用できないという政府の解釈について「原因となる病原体が特定されていることなどから、現行法に適用させることは困難」としている。この日の参院予算委員会では、先月18日に備蓄しているマスクなどを使用できるよう現行法関連の要綱を改正したと立件民主党の議員が指摘しており、これらの点を踏まえて、共産党の志位和夫委員長は「法改正は断念すべきだ」と迫ったとのこと。

現行法で対応可能であるにも関わらず改正をする理由として、公明党のベテラン議員は「(現行法で)いまさら適用するとは言えない。なぜもっと早く適用しなかったのかと批判される」と漏らしていた。東京高検検事長の定年延長で「解釈変更」を主張したように、今回も解釈を変更すれば実行できることではないのだろうか。これは批判されないための「建前」の改正なのか。新型コロナウイルスの感染拡大が山場を迎えつつあるこの緊急時、批判など恐れずどっしりと構え、早急な判断をお願いしたい。

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source:朝日新聞東京新聞報道ステーション

image by:首相官邸HP

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