なぜ「適用できること」と「できないこと」があるのか
安倍首相は、現行法では適用できないという政府の解釈について「原因となる病原体が特定されていることなどから、現行法に適用させることは困難」としている。この日の参院予算委員会では、先月18日に備蓄しているマスクなどを使用できるよう現行法関連の要綱を改正したと立件民主党の議員が指摘しており、これらの点を踏まえて、共産党の志位和夫委員長は「法改正は断念すべきだ」と迫ったとのこと。
現行法で対応可能であるにも関わらず改正をする理由として、公明党のベテラン議員は「(現行法で)いまさら適用するとは言えない。なぜもっと早く適用しなかったのかと批判される」と漏らしていた。東京高検検事長の定年延長で「解釈変更」を主張したように、今回も解釈を変更すれば実行できることではないのだろうか。これは批判されないための「建前」の改正なのか。新型コロナウイルスの感染拡大が山場を迎えつつあるこの緊急時、批判など恐れずどっしりと構え、早急な判断をお願いしたい。
Twitterの声
検事長の定年延長は口頭一つで法解釈を変更できるけどコロナに対しては絶対に新型インフル現行法を適用できず厳格に立法する必要があるでござるだってインフルじゃなくてコロナだし!という謎政権 https://t.co/JubYloui71
— CDB (@C4Dbeginner) March 4, 2020
意味のない改正だよ。現行法でなぜ使えないのか理由成り立たない。 https://t.co/Y5KMD0NkP3
— 更紗☆ウソつき内閣は総辞職!だまってないで選挙に行くぞっ! (@sarasa194) March 5, 2020
この事態に、
なぜ野党は現政権に協力しなきゃいけないんだろう今の政権で、乗り切れるわけがないじゃないの
スキャンダルと嘘にまみれた総理大臣に
なぜ協力するの?
辞任と引き換えでないと無理でしょう「政局にするな」「野党は反対ばかり」と言われるのを
恐れてるの?— buu (@buu34) March 5, 2020
『現行の特措法が、首相が何度も「悪夢」と呼ぶ民主党政権で成立したことも、改正にこだわる背景ではないかと、うがった見方も。』
単に現行法をそのまま適用するだけでは自分の出る幕がない。自分で「何かやった」感を出すことで内閣支持率の低下に歯止めをかけたい、ってところじゃないでしょうか。 https://t.co/8UvY2uT0Iz
— kouichi Kimihira (@koichi_nonukes) March 5, 2020
完全に安倍政権、壊れてきた。
現場は「等」をつけ新型インフル特措法で現実的に対応して動いている。安倍首相はそれすら知らされていなかったのでしょうか。知っていながら適用できぬと国民を欺き新特措法を立法しようとしているのでしょうか。いずれにしてもそこには国民は存在しない。自分達だけ。— 山羽明人🍛60はでんでんコード (@cIHtcCLzQtI7ZPX) March 4, 2020
現行法で即座に対応できるのに、なぜ今法改正? 法改正のためにわざと遅々として進めないのか?と思ってしまいますよね。しかも改正の中味、要点は何? なんで2年?
— ステラ (@stellainyk) March 5, 2020
独裁の安倍内閣に緊急事態宣言を連発されたら、何をしでかすか分からん。新型インフル特措法改正は必要なし。現行法で十分対応できる。安倍首相が緊急事態宣言にこだわるのは憲法改悪の予行演習だね。
— ジャーナリスト 田中稔 (@minorucchu) March 5, 2020
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
image by:首相官邸HP