嵐も海老蔵も宮沢りえも…緊急事態宣言が与える芸能界への影響

2020.04.08
by tututu
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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍晋三首相は7日、改正特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を発出した。期間は5月6日までの1カ月間となり、対象となるのは東京都、神奈川、千葉、埼玉各県の首都圏と大阪府、兵庫県、福岡県の計7都府県。この緊急事態宣言の影響は、芸能界のビックイベントに与える影響も大きそうだ。

5月の嵐のコンサートはどうなる?

2020年末での活動休止を発表している嵐。東京オリンピックが延期されたことで、その動向が注目されているが、嵐が現時点で公表している唯一のコンサートが、5月15、16日に新国立競技場で行う予定の「アラフェス」。単独アーティストが同所で開催する初の公演となる。

安倍首相が語った説明では、緊急事態宣言の効力の期間は5月6日まで。言葉通り受け取れば、嵐のコンサートはそれ以降の日の開催となる。しかし、会場の約7万人だけでなく、外にもファンが大勢集まることが予想されるため、関係者は難しい判断を迫られそうだ。

また、この嵐のコンサートは、東京五輪・パラリンピック組織委員会から「開閉会式会場である新国立競技場のさまざまなオペレーションの確認を兼ねる」とされ、いわばオリンピック本番に向けたテストの意味合いも含まれている。とはいえ、緊急事態宣言の効力消滅のわずか一週間あまりということもあり、期間関係者らも慎重に検討を重ねているという。

市川海老蔵の團十郎襲名公演は中止

歌舞伎界も影響は深刻だ。すでに4、5月の地方公演を取りやめ、今月の公演も14日まで中止。松竹は16日から再開させるつもりだったという。そんな中、注目されていたのが、5~7月に東京・歌舞伎座で予定している「十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行」だ。

市川海老蔵(42)が十三代目市川團十郎白猿を襲名する一大イベント。團十郎という名跡は歌舞伎界にとってとても重い名跡だ。チケットの発売が12日と間近に迫っていたが、松竹は政府の緊急事態宣言の発令を受け、公演を延期すると発表した。

今年の歌舞伎界で最大の注目行事。海老蔵さんは7日に公式ブログを更新し、「新しい日程は決まり次第ご報告させていただきます。すべての方々の健康と安全を考え、止むなく延期とさせていただきます」と説明。「また舞台に立つその日まで日々精進を続けてまいります。皆様もくれぐれもお体を大切にしていただいてそして近い将来、劇場でお会いする事を願っています」と思いをつづった。

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