世界の2大医学雑誌に学ぶ、2週間後の状況改善のためにできること

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新型コロナウイルスの感染拡大が続き、ついに7都府県に緊急事態宣言も発出された日本。可能な限り早く感染拡大を抑えるには、このウイルスの特徴をしっかりと捉え、それに見合った対策を講じなければなりません。メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さんは、世界の2大医学雑誌にヒントを求め、潜伏期間と体外での生存期間から、私たちが個人レベルでできる対策を改めて説きます。そして、個人の生活の有り様が2週間後の状況を左右するとし、自覚を促しています。

医学雑誌の中の新型コロナウイルスのこと

WHOがパンデミック宣言をする前、新型コロナウイルスの基本再生産数(=1人の患者が何人に感染させるかを予測する数値)即ちRo(アール・ゼロまたはアール・ノートと読む、因みにzeroとnoughtは同義)は1.4人から2.5人であった。

最も新しいデータにおいても一般Roは2人から3人であるからおおよそは想定の範囲内と言ってもいい。にもかかわらずWHOに対してこれほどの批判が集まるのは、この感染症が全世界の1人1人にとっての「我がこと」たり得る可能性を当初から強くは警告しなかったことへの非難もあろうが、それよりも東アジアの1都市の感染がこれほど早くイタリアに上陸するとも思わず、さらにこれほどの凄まじい勢いでヨーロッパ全土に拡がるとは想像もしていなかった欧州諸国の人々の動揺が反動的にWHOという組織に向けられたものと言った方が適当なような気もする。

WHOは飽くまで国連の下部組織であり、世界総合病院という訳ではない。最終的に自分の身を守るものは、自分の国であり、自分の自治体であり、自分のコミュニティーであり、自分の家族であり、自分自身である。ここのところを決して忘れないようにしたいものである。

最近はテレビなどでもたくさんの特集が組まれ、そういった番組内では専門家たちが口々にこのウイルスの手強さを指摘している。具体的に言えば、このウィルスのタフさは何と言っても時間的な多様性にある。その潜伏期間はWHOによると1日から12.5日である(最も多いケースは5・6日、つまり1週間程度)。

問題となるのは当然長い方だから2週間程度の経過観察は必要ということになる。逆に、12日間くらいは感染していても全く健康状態に問題のない人もいる訳だから知らず知らずのうちに多くの人を感染させる可能性もあるということである。これは飽くまで理論上のことだが、2週間一切の外出を禁止にしてその間新たに発症した患者を完全に捕捉できたなら、この感染は必ず終息に向かうということになる。Roが一気に1以下になるからだ。

ただこの方法は現実的にはかなり難しい。現代社会は2週間の空き家状態にはおよそ堪えられないからである。

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