新型コロナの「収束」か、「終息」か。間違いやすい言葉の違い

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新型コロナウイルスの流行拡大に伴い、これまで以上に見聞きするようになった「収束」という言葉。同じ読み方をする語に「終息」がありますが、これらの意味を正確に説明できるでしょうか。今回の無料メルマガ『仕事のメール心得帖(無料版)』では著者の神垣あゆみさんが、具体例を上げつつふたつの語の違いを解説しています。

間違いやすい言葉 「収束」と「終息」

ビジネスメールで文字を入力するとき、どちらの漢字を使うのか迷うことの多い同音異義語を取り上げます。

「収束」と「終息」。

字は違いますが、この2つの言葉の意味の違いを理解できていますか?

「収束」は、収まりがつくこと、収まりをつけること。「終息」は、すっかり終わること

という違いがあります。

例)

収束 … 解散騒動の収束、事態が収束に向かう

終息 … エボラ出血熱の終息、インフレが終息する

混乱した状態が落ち着くのが「収束」で、物事が終わるのが「終息」です。

では、「終息」と「終結」の違いは?

はっきりと決着がついて終わりになることが「終結」でひとまず終わることが「終息」という違いがあります。

例)内戦の終結、審理を終結する

「終結」の同音異義語に「集結」があります。

「集結」は、散らばっていたものが一箇所に集まることですが、「収束」にも、多くの光線が一点に集まるという意味があります。

例)

集結 … 鉄道マニアが集結

収束 … 収束レンズ

同じ読みの言葉でも漢字の意味をたどると、違いがはっきりします。

※共同通信社「記者ハンドブック」を参考にしました。

<追記>

この記事を書いた2016年当時に例として挙げたのは「エボラ出血熱」でした。現在は、「新型コロナウイルス」の報道で「収束」と「終息」の文字を目にする機会が増えたので、取り上げてみました。ウイルスの流行の終息だけでなく、ウイルスの感染拡大が及ぼす様々なダメージが収束するのを願わずにいられません。

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仕事上手はメール上手! 「ご返事」「お返事」どちらが正しい?
メールで間違いやすい敬語の使い方は? など、気になるビジネスメールの基本やマナーをご紹介。2005年1月創刊、まぐまぐ大賞「ビジネス・キャリア部門」入賞。「迷わず書けるメール術」など、メール対応関連の著書8冊刊行。まぐまぐ!から有料メールマガジン「仕事のメール心得帖」も配信

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【著者】 神垣あゆみ 【発行周期】 平日日刊

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