15日は2人増え、感染者の累計は395人となった台湾。死者はわずか6人にとどまっている。感染者の大半は海外由来だという。
対策本部は外出自粛を特に求めず、人々はほぼ普段と変わらない生活を送る中、感染者や濃厚接触者、海外から戻った人には14日間の隔離を義務付け、それを徹底。隔離された人に1日当たり1000台湾ドル(約3600円)の補償金を支給する一方、違反者に最高100万台湾ドル(約360万円)の罰金を科している。
3月に米国から戻った後、感染が確認された60代の女性患者は、当局の許可なく外出したことで、最高額の罰金支払いを今月14日に命じられたという。
台湾はこの水際対策により、大規模なクラスター(感染者集団)の発生を効果的に封じ込めているが、市中で感染した人の中に感染経路が不明のケースも複数確認されている。無症状の感染者がいると想定されるため、対策本部は9日から接客を伴うキャバレーやスナックの営業を禁止。人との接触に一定の距離を保つよう繰り返し求めるなど、社会の気の緩みを強く警戒していると時事通信は伝えている。
台湾、コロナ封じ込め成功 新規感染者ゼロも引き締め https://t.co/OImviZnQMA
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) April 15, 2020