行うべき準備
もちろん、このような予測は正確ではないでしょう。それでも、起こりそうなことではあります。ですから、その時に備えて準備だけはしておいた方が良いでしょう。そこで、私の予測を前提にしたうえで、どんな準備をすればいいのか考えました。それは、
- オンライン化できることはないか、考えておく
- ECショップでの新しい売り方を考えておく
- 部活を応援する方法はないか、考えておく
- トップアスリートのデジタル活用法の研究をする
- 地域のスポーツコミュニティーと仲良くなる
- メーカーさんと共同で、店舗オリジナル商品を考える
ということです。例えば、「オンライン化」では、メーカーさんや問屋さんとのオンライン商談をしたり、お客様とオンラインで交流をしたりします。
「ECショップでの新しい売り方」では、従来のECモールでの販売だけでなく、「ライブEC」といった売り方を考えてはいかがでしょう。クラウドファンディングで、独自の商品を販売しても良いです。
「部活を応援する方法」としては例えば、トレーニング教室や栄養クリニックの開催はどうでしょう。また、お店の余剰在庫を寄付することは出来ないでしょうか。定期的に用具のメンテナンスを引き受けることも一つです。
「トップアスリートのデジタル活用法の研究」は、それこそトップチームに接近して、情報を得ます。その情報をお客様に提供できれば、お店の付加価値が上がるでしょう。
「地域のスポーツコミュニティー」は、お店にとってますます重要になります。今以上にコミュニティーを求める人たちが増えると予想されるからです。お店は、地域のスポーツコミュニティーの情報を積極的にネット配信してあげましょう。試合の情報、選手の情報などですね。
「メーカーさんとの共同オリジナル商品」は、メーカーさんが国産化に舵を切り始めたら可能でしょう。少量で生産を引き受けてくれる工場が現れるかもしれません。
いかがでしょうか。これらのことは、ただの私の思い付きです。あなたの予測することがあれば、その予測を基に準備をしてください。なお、これら以外の変化にも、スポーツ行政の練り直し、プロリーグビジネスの収益悪化、といったマイナスの変化も予測できます。逆に、スポーツテクノロジーが急激に進んでスポーツ産業を押し上げることになるかもしれません。
いずれにしても、どのように変化をしていこうと、その変化を敏感にキャッチして対応していくのがあなたの役目です。そして、コロナ後の社会を明るくするための貢献をしましょう。
■今日のツボ■
- コロナ後は、社会も、経済も、組織も変化していく
- その変化を正確に予測することはむつかしい
- それでも、自分なりの予測を基に準備をしていくことが必要
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