外出自粛のストレスが続くと、体にはどんな変化が起こるのか?

 

ストレスがかかるとまず第1段階としては、ストレスがかかっているのだぞというある種のアラームが作動します。それが交感神経が優位になって出てくるアドレナリンやノルアドレナリンです。それと同時に、視床下部から発信されて副腎皮質からコルチゾールというステイロイドホルモンが分泌されてきます。俗に言うストレスホルモンというやつです。

これはどちらも、「fight or flight(戦うか逃げるか)」という体内における非常事態宣言のような役割をしています。その結果、血圧、心拍数、血糖値が上昇して、食欲が減退していきます。この第1段階で、そのストレス状態に適応出来ればやがてストレスの症状は無くなっていきます。私たち人間の大きな武器である、適応力です。なんとかこの第1段階で適応をしておきたいのです。

もしここで適応がうまくいかないと、次の段階に進みます。心臓や血管系にトラブルが起きることが多いとされていますが、喘息などの症状も現れたり、その人の弱い箇所に現れると言われる症状です。

私は喘息もちなので下手をすると喘息の症状が出てきます。ただ喘息はかなり日常的に気を遣ってケアをしているので、最近はストレスから現れることは滅多にありません。その代わりなのかは不明ですが、肘の内側あたりに湿疹が出るのです(それも左のみ)。ステロイドのクリームを塗ればすぐに治まるので大事には至りませんが、逆にストレスに適応出来ていないなという自分なりのアラームになっています。

この段階にはコルチゾールなどの副腎皮質ホルモンが出ていますので、このホルモンが免疫系を抑制してしまうのが怖いのです。新型コロナウイルスとまではいかなくとも、普通の風邪がきっかけで喘息を引き起こすことも十分にありえますし、実際怪我の治癒も遅れていきます。

そして、精神的に落ち込むという状態も現れてくるのがこの段階です。ここに至る前になんとしても、適応をしておかなくてはなりません。言葉は悪いのですが、諦める事も大切だと思っています。諦めて、そこから新しいものを見つけていくのです。この状況だからこそ出来る事を見つけて実行するのもいいのではないでしょうか。

例えば、グルテンフリーは小麦を使えないので、外出をしているとどうしても難しいのです。外出自粛ということで自宅にいられるとなれば、グルテンフリーも意外にもやりやすかったりします。

メインの糖質はお米になりますが、以前にもご紹介した「ソルガムきび」がとても使い勝手がよく色々な料理に変身できるのです。ソルガムきびを原料としたパスタ、蒸しパン、お米(風)、蕎麦(風)、うどん(風)かりんとう、スナック菓子など、ほとんど違和感なく食べられるので今はそれを楽しみながら短期間のグルテンフリーを実行しています。ご参考までに中野産業さんでソルガムきびの商品は買えます。
小麦アレルギー(食物・グルテン)代替食品「安全・安心のホワイトソルガム(ソルガムきび)」

楽しむという言葉は今の時期においては不謹慎かもしれませんが、それくらいの感覚でこの外出出来ない環境を過ごしてみてください。どれくらい先かは現時点では読めませんが、嫌でも外出だらけの時がやってくるのですから。

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桑原塾塾長 桑原弘樹は、国内大手食品メーカーでサプリメント事業を立ち上げ、全商品の企画開発に携わる一方、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部PDAなどの立場で、国内外問わず多くのトップアスリートに直にコンディショニング指導を行ってきた。サプリメントは作るだけにとどまらず、「日本で一番使っているのでは」と豪語するほどのユーザーでもあり、年間300回のワークアウトも欠かさない。サプリメントやダイエットなどの分野で、多くの情報が散乱する昨今。サプリメントを作り、自ら試し、活用法を指導してきた、桑原塾長が、本物で価値あるボディメイク情報を提供すべく、スクランブル発進する!!!

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