4月27日のYahoo!個人に掲載された郷原信郎弁護士の記事によると、河井氏が買収罪なら、その資金の提供者は「交付罪」が成立するという。
河井氏らが、「(案里氏に)当選を得させるために」金銭を提供したことが「選挙人又は選挙運動者」に対する「供与」として買収罪に問われるのであれば、その資金の提供者は、「第一号から第三号までに掲げる行為(当選を得る、得させる目的での金銭等の供与)をさせる目的をもつて選挙運動者に対し金銭若しくは物品の交付」(221条3号)をしたことになり、(少なくとも、「選挙運動者」である克行氏本人に提供された分については)「交付罪」が成立することになる。
資金の提供者とは自民党本部であり、そのトップは安倍晋三総裁にほかならない。当然、「交付罪」の捜査対象になるべきだ。
ウソつき、愚図、えこひいき。三拍子そろって、内閣支持率が急落し、いまや斜陽の感が否めない安倍政権。検察を人事で脅して意にそわせようという企みにも失敗し、コロナ対策、不況克服への強いリーダーシップを示せないまま、レームダック化しつつある。
自民党本部二階の事務総長室。壁面を彩る一幅の大きな油絵は、元宿氏の描いた作品だという。自民党本部に迫る捜査の足音を感じながら、今その部屋で、元宿氏は何を考えているのだろうか。
image by: 河井あんり - Home | Facebook