「そこ行くわ」「それ買うわ」は、だいたい行かないし買わない
大阪府民との会話で「その服、どこで買ったん?」と聞かれたとしましょう。その際に、服を購入した場所を伝えると、「今度そこで買うわ〜」と返されることがありますが、だいたい買いません。そのお店にすら行きません。
もちろん例外もあるようですが、大阪府民の「今度買うわ」「今度行くわ」の「今度」は永遠に訪れないのです。
「行けたら行くわー」といって、ほぼ100%行かない
例えば東京では、その場所に行けるかどうかは分からないけどなるべく行くようにするときに、「行けたら行く」を使う傾向にあります。それに対して大阪では、あまりノリ気ではないときや行きたくないときに使うことが多いのだとか。
筆者も大阪出身の友人を飲み会に誘った際に、「行けたら行くわ!」の魔のフレーズで延々と居酒屋で待っていたことがあります。関東と関西で異なるニュアンスなので、注意したいですね。
豊臣秀吉のことを「太閤さん」と呼ぶ
大阪府民は豊臣秀吉のことを「太閤(たいこう)さん」と呼びます。そもそも「太閤」とは、摂政や関白の職を退いて、その立場を子に譲った人のこと。
豊臣秀吉の場合、甥の豊臣秀次に関白を譲ったあと、太閤と呼ばれていましたが、死後もそのまま「太閤=秀吉」を指す言葉として、現代まで引き継がれているのですね。
実は通天閣には登ったことがない
大阪の観光名所のひとつ「通天閣」。幸福の神さまとされる、ビリケン(さん)が鎮座する展望台からは大阪の美しい夜景を堪能することができるスポットです。そんな通天閣、実は大阪府民のなかには登ったことのない人が多いのだとか。
通天閣の高さは103m、2014年にできた「あべのハルカス」の高さは300mなので、大阪のナウいヤングは、あべのハルカスからの夜景を楽しんでいるのかもしれませんね。
梅田ダンジョンは大阪府民でも迷う
阪急電鉄の梅田駅、阪神電鉄の梅田駅など、梅田とつく駅名が5つもある梅田地区。関西随一のターミナル駅ですが、乗り換えがかなり複雑。初めて訪れる人にとっては難易度が高いの駅なのです。
各駅は地下道路や歩道橋などで結ばれているのですが、1階を目指していたのに気がついたら2階にいた…そんな梅田駅は巷で「梅田ダンジョン」といわれるほどに。
土曜日のお昼は「新喜劇」
大阪府民の土曜のお昼といえば、新喜劇の愛称でおなじみの「吉本新喜劇」。関西エリアを中心にMBS毎日放送系列で放映されています。
関西と愛媛ではいつも最新回が放送されており、筆者も祖母の家(愛媛)へ遊びに行ったときは、必ずといっていいほど土曜のお昼は新喜劇を見ていました。
しかし、関東の人にとってはイマイチなじみが薄いようす。どうやら東京では毎週火曜の夜24時からという深夜帯で放送されていて、筆者も上京してからは土曜のお昼は「王様のブランチ」を見るようになってしまいました…。
他人のことを「自分」という
大阪では二人称に「自分」を使うことがあります。たまにSNSで見かける「自分、自分って自分のこというてるけど自分自分いうのやめて自分」というセリフについて、実際に大阪出身者に聞いてみると、「最後の自分の部分が『アンタ』とかなら自然です」と教えてくれました。
体育座りを「三角座り」という
地面いお尻をつけて両膝を抱えるような座り方、体育の授業などの際にやったことがありますよね。体育座りや体操座りといわれることが多いみたいですが、大阪では「三角座り」といわれているみたいですよ。