家庭教育アドバイス…「心に栄養を届ける」
子どもたちが自分の「進路」を見つけるには、幼いころから親が「針路」を与えるような接し方をする必要があります。そのための一つは子どもの自立の芽を摘まないこと。自立の第一歩は親への反抗です。けれども、子どもの反抗のベースには、つねに「不安」が付きまとっています。何かを達成しようと思うからこそ不安に駆られるのです。人の心のメカニズムだから仕方ありません。
親は子どもに安心感を与えましょう。そのためには、「いい子だから」「言うことを聞くから」「勉強ができるから」などの条件付きの愛をやめ、無条件で子どもを愛している、ということを実感させることです。
一番効果的なのは、子どもの話を真剣に「聴く」ことです。しかも、聴いている間は、決してアドバイスしたり、叱ったり、不安を口にしたりしてはいけません。とことん、聴くことに徹するのです。週に一度10分ほどからスタートし、まずは、「最近、どう?」の一言から笑顔で始めましょう。
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