「見せてもらえますか?」と客に言える販売員が好かれる理由

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相手を褒めることは接客でも重要な要素ですが、お客様に響く「褒め方」となると、実践するのはなかなか難しいものです。しかしつい最近、「ショップ店員からとても嬉しい接客を受けた」と言うのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で、自身が唸ったその「褒め方」を紹介しています。

見せてもらうという褒め方

先日ある店で接客を受けていた時に、こんなことを言われました。「お客様のアクセサリー、カッコいいですね。少し見せてもらえませんか?」と販売員の方から言われたのです。

アクセサリーショップだったということもあり、私もアクセサリーをつけていたからなのですが、こう言われて個人的にはとても嬉しくなりました。単純に褒め方がうまいと思ったからです。

相手を褒めるというのは、コミュニケーションにおいては欠かせない要素です。だから販売員はお客様の持ち物などについて、「それいいですね」「可愛いですね」など、いろんな言葉を使って褒めようとします。これらはやらないよりはやった方が良いコミュニケーションのポイントでしょう。しかしこの方のように、「実際に手に取らせてもらい見せてもらう」というところまで行くと、その褒め言葉はさらに真実味が増します。

「それいいですね!見せてもらえませんか?」「気になってるんですけど、見てもいいですか?」など、見せてもらうための言葉はいかようにも考えられますが、実際に見せてもらうことでお客様は、「本当に興味を持っているんだな」「本当に良いと思ってくれているんだな」と感じやすくなります。ただ褒めるだけではなくて、そこまで行くとよりリアルさが増すのです。

もちろん手に取れるアイテムかどうかは物によって変わりますが、よくよく見せてもらえるように伝えるだけでも、その効果はあると言えるでしょう。わざとらしくなく、スムーズに本心から伝えていることを感じてもらうための言い方や表情なんかもポイントになりますね。

お客様の持ち物を褒める時、実際に見せてもらうところまで行くにはどういう言葉が出せるでしょうか?

今日の質問です。

  • お客様の持ち物を見せてもらうという褒め方をする時に、注意したいポイントはどんなところですか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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