香港の反中メディア王も逮捕
10日に逮捕された10人には、反中国的な論調のタブロイド紙『アップルデイリー(蘋果日報)』を発行するメディア企業『壱伝媒(ネクスト・デジタル)』の創業者であるジミー・ライ氏も含まれていた。ライ氏は自宅で逮捕されたが、香港当局は本人を連行して同本社内を200人体勢で捜索したという。その捜索の様子はアップルデイリー紙の公式Facebookで生中継され、世界中の人々を震撼させた。
「ライ氏を応援して」株価、一時344%急騰。たった2日間で1000%に
今回のジミー・ライ氏の逮捕を受け、香港の民主派活動家らが投資家に対して、SNS上で壱伝媒を支援するよう呼び掛けたため、10日には一時株価が344%まで急騰したという。同社の株価は、最終的に183%高で取引を終了している。フランスのAFP通信などが報じた。
香港メディア株、一時300%超高 創業者逮捕で購入呼び掛けhttps://t.co/K4i7xEpGET
中国政府に批判的な香港のメディアグループ、壱伝媒(ネクスト・デジタル、Next Digital)の創業者、黎智英(ジミー・ライ)氏が逮捕されたことを受け、同社の株価は10日、一時300%以上急騰した。— AFPBB News (@afpbbcom) August 11, 2020
また、11日にも同様の働きかけが行われたため、たった2日間で同社の株価は1000%も値上がりし、2014年以来6年ぶりの高値となっている。