仕事は高校野球に例えると上手くいく。甲子園の凄さと悔しさの効用

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コロナ禍で苦境に立たされている飲食業界ですが、その中で「勝ちチーム」になるためには何をすればいいのでしょうか? 今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では、著者で飲食店コンサルタントの中西敏弘さんが、会社の目標を高校野球に例えて、勝利を掴むために今やるべきことについて紹介しています。

会社(店)の目標は、同好会?それとも甲子園出場?それとも全国大会優勝?

「みんなの会社は、高校野球で例えると、同好会のような感じで楽しくやれればいい感じ?それとも、やるからには、甲子園出場をめざしていますか?それとも、甲子園にでるだけでなく、甲子園で優勝をめざしていますか?」

僕は、普段、飲食店から飲食企業にするためのご支援(コンサルティング)を行っているので、会社のあり方について話している時に、社長さん、幹部の方に上記のような質問をします。

なぜ、上記のような質問をするかというと、“めざす先の違い”でやることが変わってくるからです。

例えば、同好会レベルで楽しく野球をやるだけなら、ミスをしても「ドンマイ!」って皆で笑顔で励ますでしょうし、規律も緩いでしょう。また、楽しく野球をやれればいいわけですから、練習もほどほどでしょうし、個人練習なんてきっとしないでしょう。

でも、甲子園出場をめざすなら、同好会よりも「勝つ」ことを皆求めているでしょうから、ミスをしたらお互いに厳しく指摘しあうでしょうし、野球の部分だけでなく、普段の服装やあいさつなども厳しく律せられるでしょう。また、練習もハードで、休みもあまりないでしょうし、それに、個人練習に取り組む人もかなりいるでしょう。

そして、甲子園に出るだけでなく、甲子園で優勝すること、つまり、日本一を目指すチームは、甲子園にただ出るだけでなく、甲子園で「勝つ」ことを目指しているのですから、練習のやり方も全く違うでしょう。きっと、練習のための練習ではなく、試合を想定し、試合に勝つための練習に多くの時間に割くでしょうし、個人練習は当たり前で、その量も半端ないものでしょう。

また、チーム内の雰囲気も厳しいものでしょうし、お互いがライバル同士ではあるものの、チームが勝つために、お互いがお互い同士厳しく指摘しあうことも多いでしょうし、お互いに助け合い、切磋琢磨するというのが当たり前の風土になっているでしょう。

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