仕事は高校野球に例えると上手くいく。甲子園の凄さと悔しさの効用

 

僕は、野球が大好きで、高校野球も良く見ますし、プロ野球、メジャーの野球もよく見ます。野球のプレー自体も楽しんでいますが、強いチームの組織つくりにすごく興味があり、そういった番組や記事があるとすぐ見たり読み込んだりします。

すると、最近は厳しさは昔ほどではなく、比較的自由な雰囲気のチームが強そうではありますが、しかし、強いチームほどすべてが自由というより、自由の中に厳しさがあるチームの方が強いようですし、単に、自由なだけのチームはやはり土壇場で弱さがでてしまうような感があります。

また、弱いチームは「ドンマイ、ドンマイ!」とミスがあったり、負けたりしても「さあ、次頑張ろう!」っていう雰囲気が充満していて、悔しがったり、次にミスをしないためなぜミスをしたのかの検証し、勝つために何をするべきかをミーティングするようなことは、全くないような感じがします(トップも、負けて仕方ないとあまり怒ったり、ミーティングしたりすることも少ないように感じます)。

さて、野球の話はここまでにして、あなたの会社は、高校野球で例えると、どこをめざす会社、チームでしょうか?

どこをめざすかは、個人、会社の自由ですが、“めざす先”によって今のやっていることを見直すことが必要です。

いつも話しているのですが、楽しく仕事をすること自体悪い事ではありません。しかし、甲子園出場、甲子園で優勝をめざすチーム、会社(繁盛店、超繁盛店をめざし、そういった店を増やしていくということ)であれば、”ただ、楽しいだけ”では絶対にムリでしょう!

ある程度の規律も必要ですし、個人の練習(勉強)も必要でしょう。また、社内にも“厳しさ”も必要でしょう。遅刻したり、決められたことを守らない人、緊張感がない人は、どんどんチームから退部いただくことも必要でしょう。さらに、仕事に対してのスピードも必要です。期限も決まらず、ただなんとくなくやっているだけでは、「勝てるチーム」になれるわけがありません。

今、コロナ禍で飲食店経営は苦境に立たされていますし、今後も、厳しい状況が続くでしょう。

ただ、我々はこの状況下で生きていくしかありません。

そのためには、「やるべきことをきっちりやる」「スピード感をもって動く」「自分の成長のために、自分に厳しく、相手にも厳しく」「成長のための学び」これらが、絶対に必要です。

もし、今「同好会レベルで楽しくやれれば…」なんて思っている店は、半年後、1年後…。言わずもがなだと思います。

さて、あなたの会社・店は、どこをめざしていますか?そして、そのめざす先と今やっていることは、一致していますか?

image by: beeboys / Shutterstock.com

中西敏弘この著者の記事一覧

若手飲食店コンサルタントとして、人気急上昇中の飲食店経営コンサルタント、中西敏弘が「売れる」飲食店作りの秘訣を論理的に、そして分かりやすく解説します。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 飲食店経営塾 』

【著者】 中西敏弘 【発行周期】 毎週2回

print
いま読まれてます

  • 仕事は高校野球に例えると上手くいく。甲子園の凄さと悔しさの効用
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け