安倍・麻生の地元利権で政局が動く?疑惑の「洋上風力発電」が結ぶ点と線

 

麻生氏に囁かれる「風力発電会社」との癒着

本紙は19年6月21日に、「麻生副総理と風力発電会社との癒着疑惑」というミニ情報を配信している。

その際はイニシャルに止めていたが、G社のO代表とは「グローカル」(広島県呉市)の奥原征一郎氏(79)を指す。

伯父は元呉市長、従弟は元県会議長、自身は父も務めた呉商工会議所会頭を6期16年務めた。政界にもパイプを持ち、父の逝去時(08年)には、麻生氏が葬儀委員長を務めた。また、麻生氏の資金管理団体「素淮会」に地元の政治団体「中国素淮会」代表として17年10月に2000万円、翌年にも1000万円寄付している。

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image by: 360b / Shutterstock.com

そのグローカルは独立行政法人「新エネルギ・産業技術総合開発機構」(NEDO)と19年5月から、北九州沖の響灘で「浮体式」の風力発電システムの実証実験を進めている。ただし、来年に着工し風車2基(最大出力9900kW)の23年運転を目指すのは着床式。事業費は約70億円。

「このグローカルが実質、NEDOから補助金を得て進めている『浮体式』実験は、成功すればわが国の洋上風力発電を牛耳れる技術。水深50m以上となれば海底に基礎杭を打つことはできず、風力発電機は浮かべて係留することになるが、そのコストの安い次世代システムを目指している。発電時に出る低周波の健康被害もいわれるなか、沖合海上ならそうした問題も解決できる」(永田町筋)

 

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