安倍・麻生の地元利権で政局が動く?疑惑の「洋上風力発電」が結ぶ点と線

 

麻生・安倍お膝元を結ぶ「風力発電銀座」計画

一方、安倍首相の地元・下関市の安岡沖では「前田建設工業」(1824。東証1部。東京都千代田区)が以前から4000kWの洋上風力発電15基を建設する計画を立てているも、地元住民の反対で進んでいない。

「そのなかで、安倍首相の地元では有名な支援企業で、独自の海洋での建設技術を持つ『関門港湾建設』が前田建設の協力会社として登場。また、反対派リーダー4人が威力業務妨害などで告訴され山口県警がガサ入れするなどきな臭い動きもありました。当時から、安倍・麻生両氏が組んで、西は北九州の響灘から、東は下関市の人工島沖、安岡沖、彦島沖一帯を、原発銀座に代わる、風力発電銀座にするとの見方が出ています」(地元事情通)

19年4月、再エネ海域利用法が施行に。

その結果、同法に基づき、まず洋上風力発電の「促進区域」の指定を受け、その上で、同区域の公募による事業者選定で通れば、実に最大30年、その海域を占有して風力発電をすることができる。したがって、大変な利権になるわけだ。

経済産業省が公表するその促進区域に名を上げている地域(10箇所)にはまだ北九州市の響灘、山口県下関市の安岡沖なども入っていない。しかし、響灘に関しては今年3月、福岡県は国に候補地として情報提供したし、政治力さえあれば、下関市安岡沖にしろ、逆転して先に指定を受けることは可能だろう。(※メルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』2020年8月3日号より一部抜粋)

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image by: 首相官邸Twitter

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