「仕事を楽しむ人」になりたいなら日常にゲームの時間を作りなさい

shutterstock_1763086229
 

何事も「楽しく」やる人には敵わない、とよく耳にすることがあります。やりたくない仕事を嫌々やっているひとよりも、そのことが楽しくてしょうがない人の方が、良い仕事をするということですが、では、ビジネスの世界で「どんな仕事も楽しくやる(やらせる)」ためには、どんな工夫が必要なのでしょうか? ビジネスパーソンを数学的に変身させる専門家・深沢真太郎さんは、自身のメルマガ『深沢真太郎の「~伝える力が身につく~ 数学的思考の授業」』の中で、どんな仕事も「楽しくなる」コツとして、日常の中に「ゲームの時間を作る」ことを勧めています。一体どのようにすればよいのか、深沢さんがそのヒントを教えてくれています。

数字に強い人は日常に「ゲーム」の時間を作っている

「何事も楽しんでいる人には勝てない」

ある人物がそう言っていました。聞いて、深く納得した次第。本当にその通りだと思います。

どれだけ勉強しようが、その仕事を義務でやっている人は勝てません。その仕事を楽しんでしまっている人に。

勉強もスポーツも人生も同じです。楽しんでしまっている人には勝てません。だから私も「講師」であるときはその場でもっとも楽しんでしまいますし、「著者」であるときはその原稿を書くことを最高に楽しんでしまっています。

まったく同じ状況になったとき、それを楽しめる人とそうでない人がいる。「楽しんじゃえ」とスイッチを入れることができる人。それはある種の才能なのかもしれません。

それを楽しんでしまう。あなたにはそのスイッチがありますか。

 

私の研修でのファシリテートはこんな感じです。

これはゲームだ。
優秀なビジネスパーソンが得意な類のゲームだ。
ゲームだから、別に間違ってもなにも損はしないし恥ずかしいこともない。
繰り返しだが、一部の極めて優秀な人たちが得意なゲームだからだ。

しかし、普通のゲームと違うところがある。
「知っているかいないか」という知識を問うものではないということだ。
このゲームはあなたにも正解を出せる可能性があるものということになる。

さて、どうする?
ちょっとチャレンジしてみないか。

今日のこのメンバーの中で、誰がもっとも正解に近い数字を見積もれるか。
これはある意味では勝負だと思ってください。
楽しみながらやってみましょう。

このようにご案内すると、不思議なもので100%の人がやる気になります(笑)。ちょっとムキになってやる人まで出てくる。きっと明日の仕事には役に立つことはないエクササイズ。にもかかわらず、楽しそうに取り組む。

いい大人も、声がけひとつで子供に戻るのです。

print
いま読まれてます

  • 「仕事を楽しむ人」になりたいなら日常にゲームの時間を作りなさい
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け