社長が現場責任者に「リーダーシップを発揮しろ」これの何が間違い?

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現場の責任者が思うような成績を上げないと悩んでいる方、それはもしかしたら自分の指示の出し方に問題があるのかもしれません。「業務の具体化なくして成長なし」とするのは、飲食店コンサルタントの中西敏弘さん。中西さんは今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』で、現場責任者を確実に育てる具体的な方法をレクチャーしています。

誰も教えず仕組み化せずとも、店長自らリーダーシップを発揮しているようであれば、とっくに、独立していますよ!

多くの社長さん、幹部さんが、店長に成長してもらいたいし、結果を出してもらうことを願っている事と思います。

そのために、店長の相談に乗ったり、店長にアドバイス、指導をしていることだと思いますが…、しかし、「思うように店長が成長しないなあ…」と思っている方に、アドバイスがあります。

恐らく、店長に色々とアドバイスしたりしていると思いますが、そのアドバイスが、「抽象的なものになっていないか?」「教科書的なアドバイスになっていないか?」を見直してほしいのです。

どういうことかというと、例えば、店長のリーダーシップが足りないなと感じている場合、きっと店長に対して、「もっと、アルバイトや社員に対して、リーダーシップを発揮しないと!でないと、誰もついて来ないぞ!」なんて、アドバイスをしてはいませんか?

それ以外には、「FLコストが高すぎるぞ!もっとしっかりコントロールしないとダメじゃないか?」「新人アルバイトの教育をもっとしっかりとやらないとダメだぞ。あれでは、いつまで経っても、人を余計にかかることになって、人件費が下がらないだろ!」というような指示?、アドバイス?をされていませんか?

しかし、よく考えて欲しいのですが、

  • もし、リーダーシップの発揮の仕方が分かっていたら、リーダーシップを発揮して、店を引っ張っています
  • もし、FLコストのコントロールの仕方が分かっていれば、常に、FLコストは適正値になっています
  • もし、新人アルバイトの教育の方法が分かっていれば、1ヶ月できちんと一人の戦力にできています

という状態になっているはずです。でも、できていないのが実際であって、きっと、店長たちは、リーダーシップ、FLコストのコントロール、新人教育、これらの大切さ、重要性はみんな分かっているんです。

だけど、例えば、リーダーシップと言っても、具体的に何をすればすればリーダーシップを発揮できるようになるのかが分からないから、皆さんから指摘(指導)を受けるんです。

なので、店長さんには、リーダーシップを具体的に発揮できる、“具体的な仕事内容”を教えてあげないとダメなんです。

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