(2)グッズの売れ行きから考える大統領選
では、どちらが勝つのか??
全国的な調査では、民主党のバイデンさんを支持するという人の方が、トランプさんよりかなり多いです。これを受けて日本でもトランプは負けてしまうという報道の方が目立っていると思います。
でもアメリカの大統領選挙は、単純な人気投票とは違うので、最後のギリギリまでどちらが勝利するのか分からない状況が続いています。
前回のように隠れトランプの数がどれだけいるのか見えないなども言われています。
じゃあ、どういう視点からどちらが優勢なのか測れば良いかというと、例えば、関連グッズの売れ行きから考えることもできるでしょう。
バブルヘッド人形やマグカップなど様々な関連グッズが売られています。
ネタになるからとか、いじってる…という理由もあると思いますが、街角で見かけるアメリカ大統領選挙に関するグッズでは、圧倒的にトランプさんの存在感が強い印象です。
4年前の前回は、まだヒラリーさんのグッズもちらほら見かけましたが、今回はバイデンさんグッズは、街角では、あまり見かけないのです。
ちなみにオバマさんの時は、オバマさんグッズが圧倒的に多く、希望や敬意のこもった街角アートもいろいろ見かけまして、実際、大統領選挙の結果もオバマさんの勝利でした。
いくらネタになるからとは言え、本当に大嫌いだったらこの手のグッズを買うことはないでしょうし、案外、こういう街角で見かける候補者グッズから、選挙に関心の高い有権者を対象にした調査には反映されることのない、アメリカ国民のリアルな空気感が垣間見れるのかもしれません。
ご参考:
・タイムズ・スクエアにあるお土産屋さんで見かけたトランプさん人形
ところで選挙直前に話題になっているのがサタデー・ナイト・ライブ(SNL)の3分ほどの動画。
もしトランプが当選しなかったら?をテーマにするこの動画では、この4年間ずっとトランプのことしか話題にしてこなかったのに、当選しなかったら、その後は何を話せばいいんだ?・・・という問いかけを面白ろおかしく展開しています。
ご参考:
・Election Ad – SNL
そう、トランプさんは良くも悪くもこの4年間で様々な議論沸騰しそうな話題を世間に提供してくれてまして、女性軽視の代表者のような大統領のもとで結果的に多くの女性議員が注目されたり、今回の投票状況のように多くの人たちが政治に関心を持つようになったきっかけになっています。
なにより、SNLはじめ多くのTV番組で政治ネタを面白く話題にすることで視聴率が増加しているわけで、トランプさんに対する文句ばかりと思いきや、振り返ってみると、トランプさんありきの番組作りになっていたわけなのです。
まぁ、アメリカ国内ではBLMや銃問題など問題は山積みですが、トランプさんは反戦姿勢なので、そのあたりへの支持や、もともとビジネスマンだったということで迅速な経済復興への動きなども支持されているのでしょう。
いずれにしても、前回の大統領選からテレビ番組では政治問題を取り上げることが一層増えてまして、その結果、良くも悪くも政治をネタにして楽しむことで、政治に興味関心を持つ人が増えているわけなのです。
どちらが当選するかにせよ、国民ひとりひとりが自分たちの手で世の中を良くして行こう、そのためには政治も変えていこうという思いで投票に行く姿は素晴らしいことですね。
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