そこで、ワンポイント!
手足を露出している場合としていない場合では風邪に対する免疫力が変化することがわかっています。
この興味深い実験では、一日中手足を出して生活したケースと、靴下や手袋をはめて生活したケースの、唾液中のIgAとよばれる、免疫力の目安となる物質の量を測定しました。
その結果、手足を出していたほうがIgAが多く分泌されたのです。
また、手足を出して生活したほうが熟睡できるという報告もあるので、今年の冬は手袋はよほど寒い時以外は、しない方がいいかもしれません。
ついでにお伝えしておきますと、咳とくしゃみを比べると、くしゃみの方が圧倒的にウイルスが飛び散りますので、近くの人がくしゃみをしたら要注意です。
ある実験では、1回のくしゃみで口から出るウイルス菌は約200万個で3メートル先まで飛び散ったのに対し、咳で飛び出すウイルスは約10万個と少なく、飛ぶ距離も2メートルでした。
一度体内に入り込んだウイルスはすさまじい早さで増殖し、1個のウイルスが8時間後には10個に、16時間後には1万個に、24時間後には100万個に急増するとされています。
外出時にはマスクを必ずして、家に帰ったら石鹸で手を洗うことを徹底してください。
まもなく本格的な冬到来です。くれぐれもお気をつけて!
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