日経平均株価が29年ぶり2万5,000円台回復 急騰の理由と今後の注意点は?

 

「歴史的な瞬間に立っている」という認識が必要

2020/11/9(月)の日本の株式マーケットは、日経平均株価終値24,839+514(+2.12%)TOPIX 1681.90+23.41(+1.41%)マザーズ1265.73+22.46(+1.81%)でした。

9日の日本マーケットは日経平均が5日続伸し、先週金曜日終値比514円高の24,839円で取引を終えました。

1991年11月5日以来29年ぶりの高値です。これから毎日の様に「~以来◯◯年ぶりの高値です」の表現が増えると思いますw

ただ、それだけ歴史的な瞬間に立っていると思い市場に参加していきましょう。米大統領選で民主党のバイデン氏が当選を確実にした事で米政治の先行き不透明感が後退し、リスクオンが継続し続伸しました。 まぐまぐLiveでもお話ししましたが、日本株は2018年10月以来抜けていなかった節目を先週金曜日にブレイクした事もリスクオンムードに加え上値の軽さを手伝いました。

決算発表も続いていますが、4~9月期決算で営業利益の通気見通しを上方修正した東証1部の企業は6日時点で201社あるのに対して、下方修正は47社にとどまっており投資家の日本企業への業績に対する安心感も高まっているとの事です。

東証1部の売買代金は2兆6493億円です。良い水準での売買代金が続いております。欲を言えば3兆円を超えて推移してもらいたいところです。

<中略>

現在、取引時間中(日本時間5:16)ですが、NY市場はダウが大幅高で始まり、一時前週末比1610ドル高の29,933ドルまで上昇しました。2月12日につけた過去最高値(29,551ドル)を上回りました。

ファイザーは9日朝、ドイツビオンテックと共同で開発中のワクチンの臨床試験で感染を防ぐ効果が90%以上だったとする初期のデータを発表しました。11月中にも米食品医薬品局(FDA)にワクチンの緊急承認を申請する様です。 ワクチンが普及すれば恩恵を受けやすい景気敏感株が軒並み買われています。ボーイング・ディズニーも大幅に上昇。空輸のユナイテッド航空も急上昇しました。

長期金利が上昇し、為替市場ではドル高が進み、金利上昇で恩恵を受けるJPモルガンやゴールドマン・サックスなど金融も買われています。

冒頭でも解説しましたが、WTIの上昇によりエネルギー株も大幅に上昇しました。

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