ええ?そこまであれこれ考えて食べているわけ?食レポってただ美味しそうに食べたら良いんじゃないの?って思っていたわけですよ。ところが肝心の「美味しそうに見える」ための細かな演出というのは、実は誰も教えてくれないんですね。
いつでも自分が考えて、創意工夫をして、試しにやってみたことの反応を確認して、そして微調整をする。この繰り返しで、少しずつワザが成立してくるわけですよ。
このアタマの使い方というか、他の人よりももっと深く考える、誰も気付いていないところを見つけ出すという執念がないと、あの世界で生き抜くことはできないんですね。食レポのような領域でもそうなんですから、これが芸人とか俳優となったら、我々には想像もできないくらい、あれこれ考えているはずなんですよ。
お笑いについては、これはもう伝説のDVDなんですけど、
『紳竜の研究』[DVD]
というのがありまして、昔何度もこのメルマガでご紹介しました。これは今は引退した島田紳助氏が、吉本興業の後輩たちに、何をどうやったら売れるようになるのかの真髄を、自分の体験を元に解説した特別限定授業の模様を収録したDVDなんです。
これを10数年前に見まして、結局人生ってのは他者よりもどれだけ深く、広く考えたのかで、大半のことは決まってしまうんだなと理解しました。
今回の食レポの人たちの話と、このDVDで島田紳助氏が語る内容がオーバーラップして、私ももっとアタマを使わなきゃと思った次第です。
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