もう1つ、コロナを感染させる時期は、病状発生前2日と病状発生後5日だという。このため、病状のない人が移動すると、本人に自覚がないまま、人に移していることになる。
このことも分かっているのに、GoToトラベルを中止しないということは、何か、意図的にGoToトラベルをおこなって、コロナ感染拡大をしているようにも見えてしまう。
今後、75歳以上の高齢者が増えて、国家予算は財政的に逼迫するからだ。このため、医療費をほとんどの75歳以上の人で1割から2割に上げるし、今後、いろいろなものが増税になる。携帯電話料金を引き下げるのも、通信税を取るためとも言われている。
ということで、コロナで死ぬのは、高齢者だけであり、若者は死なないので、国の財政的には、このコロナ感染拡大で、高齢者が死んでもらった方がよいと思っている可能性がある。
が、それを口に出したら自民党は選挙で負けるので、旅行業界などの救済という経済的な理由でGoToトラベルを止めないとも見える。
経済的には、労働人口が確保されていれば、国の経済は保持でき、高齢者のような従属者人口が減れば、国の予算に余裕ができて、産業政策などに資金を回せるからだ。
女性の自殺者も増えているが、これには対策予算がついているのに、施行に問題があり、迅速に失業や休業中の労働者に給付を行えていないからだ。企業の休業や失職での自殺者は、生活費の給付で、自殺者数は抑えられる。評論家の中に、これを問題視しているが、これには対策がある。
よって、どの程度の感染拡大で死者が出たら、国主導でGoToトラベルを中止するのであろうか。
どちらにしても、危機時のリーダー失格の菅首相はGoTo政策を堅持する気でしょうから、国民は感染対策で国に期待しない方がよい。
そして、緊急事態再宣言になれば、菅首相も「首相としての器か」を問われ、任期内の退陣になる可能性が高い。そうでないと、自民党は衆議院選挙でボロ負けになるからだ。
このため、菅首相も簡単には緊急事態再宣言を出さないことになる。すると、益々重症者数、死者数が増えて、国民からの怨嗟の声が出てきて、やっと、発出にするので、年末は大変なことになる。
いろいろな医療関係者や有識者の意見を聞けないリーダーを危険視する日本の伝統的な考え方が、今回も正しいことを証明することになりそうである。
よって、菅政権の間、65歳以上の高齢者は、自分の命を自分で守るしかない。危険なことをしないことである。旅行にはいかないこと、居酒屋やレストランでは食事をしないことや人混みにはいかないことである。
感染の可能性がある旅行者のような若い人たちにも近づかない。今の自分の行動結果は、2週間後に出る。油断して死なないでくださいね。
しかし、民主党も自民党も両方ともに、菅政権はろくでもない。日本の危機を深めている。
菅首相退陣で、命を重視する次の首相になり、状況が変わる。そこまでの辛抱である。
そして、二階・菅政権は退陣になり、安倍前首相を「桜」で追い込んだ見返りが来る。そして、安倍さんの音頭取りで、次の政権になるような気がする。安倍前首相の菅さんへの警戒感は正しかったということになる。
さあ、どうなりますか?
image by: 首相官邸