常連と肉体関係も。元キャバ嬢タクシー運転手が暴露する赤裸々な日常

「お客様からナンパされたことは結構あるんです」常連と肉体関係も

Fさん：私の女性タクシードライバー仲間も皆さん同じこと言ってますが、酔客が圧倒的に多いんです。でも「車内用のドライブレコーダーが中央から撮影していますので」と返すと大抵目が覚めた感じで正気に戻る感じですかね。

吉田：それでもこの人いいなって思う男性が誘ってきたらどうするもんなんですか？

Fさん：酔客じゃなければ対応したりしますね。目的地までしっかり雑談などしたうえでお話が盛り上がり、名刺を頂けた男性は何人かおりますが、いまだに明けで休みの時などにはお食事行ったりしてます。

吉田：え？つまりFさんが興味あればその名刺の連絡先へコンタクト取って食事デートってわけですか？

Fさん：はい。元キャバ嬢というバックグラウンドからなのか、接客が好きということもあってタクシードライバーになって間もなくしてナンパしてきたお客様と長く友人関係になっている方も結構いらっしゃいますよ。

吉田：女性タクシードライバーの実態に興味がドンドンと沸いてきちゃいましたが、ちなみに現在、そうやって食事デートなどしている乗客は数人いらっしゃるみたいですけど、具体的にどのような方なんですか？

Fさん：（スマホ見ながらチェック中）えっとですね……20人ぐらいですかね。政治家秘書、タレント事務所のマネージャー、ITベンチャー企業の社長、飲食店経営者、競走馬の馬主など、私自身がお話を聞いてみたい興味抱いた職種の方々ばかりですけどね。下世話な話かもしれないですが、私だって子持ちのバツイチで寂しい女でもあるので、この中の何人かとは肉体関係もたまにあったりしてますよ（笑）。

吉田：はぁ……バイタリティーありますねぇ。Fさんはコミュニケーションが上手ですから、乗客側からすると目的地までの会話は楽しいんでしょうね。キャバクラで鍛え上げられた会話術はタクシードライバーになっても健在ってことですね！

Fさん：私自身は元々の性格がこういう開けっ広げなタイプですので気にしたことないですが、吉田さんのおっしゃるように必然的にお客様とコミュニケーションを楽しめるようになっていったような気もします（笑）。そのおかげで仕事上でも助かっていることがあるんですよ。終電なくなった際に私宛にLINEが送られてきて指名が入るんです。

吉田：ということは……Fさんを個人的に呼び寄せてタクシーで深夜に帰宅するということ？

Fさん：はい。これは本当に有り難いことなんです。それなりの中距離メーターでの走行になりますからこの日の売り上げに追加されて大助かりします。LINEが来たら迎えに行ってご自宅まで送り届けるとチップも頂戴しますし、この手法はおそらく私ぐらいしかやってないんじゃないでしょうかね。ご指名システムなんてスマホアプリでもないですから、私自身が興味あるお客様とプライベートでのコミュニケーションが実を結んだ形になっていると自負します（笑）。別に会社からもメーター誤魔化したりなどしているわけではないので規則違反にも抵触してませんしね。

吉田：ところでコロナ禍のせいでタクシーの場合は外出する人が極端に減ったり、密室を避けるべく乗客が随分減ったんじゃないですか？

Fさん：月給で計算すると3～4割ほど収入が激減しました。やはり夜遊びする人も減りましたし、リモートワークが主流となって会社へ出社する人も減り、私が勤める会社も4～6月の2カ月間はタクシーの配車台数は通常の半分にまで落ち込み、ローテーションでの出勤になったりして自宅でニンテンドースイッチでゲームばかりやってましたよ。（続く）

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