韓国でユニクロに行列。なぜ「日本製品不買運動」は収束したのか

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世界中が新型コロナウイルスに翻弄された2020年。加えてお隣韓国では、文在寅政権と検察との間で深刻な対立が生じるなど、まさに波乱の1年となりました。そんな韓国では昨年、大規模な日本製品不買運動が巻き起こりましたが、現在はどのような状況なのでしょうか。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、現地の「今」を伝えています。

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「反日キャンペーン」沈静化は怪我の功名?

コロナで明け暮れた2020(令和2)年も残すところあとわずかとなった。読者の皆様におかれましては、いかがお過ごしの年だったでしょうか。

世の中の人たちは、2020年がいろいろの意味で「転換の季」だと言っている。来年の2月3日までが今までの時代(地の時代)で、2021年の2月4日からは風の時代になるともいわれている。

こういう風水的な話は信じるかどうかという話になりやすいが、筆者はどちらかというとこういう話は深く参考にしてみようという姿勢だ。長い人間の歴史が編み出した教えであることにはちがいないし、参考にしても被害もないことだし。だったら積極的に取り入れていけばいいんじゃないかと考えている。

あるサイトを見たら、この「転換の季」にすべきこととして、まずは身の回りの整理(断捨離みたいなこと)をやるべし。そして、風=空の時代にふさわしいものとして「空を食う」(くうをくう)。これは、腹八分目にして、残りは空を食う、つまり宇宙のエネルギーを食って腹を満たすようにすべしということ。断食というとやりにくいが、宇宙のエナジーを食うんだと思えば、なんとなく気が楽になるというもの。大食をしないで地球にあるものを大切に使おうということでもあるだろう。すばらしい姿勢じゃないか。こういう「教え」みたいなものは、筆者は好きだ。

さて、このメルマガは韓国発がコンセプト。今年もこの韓国、いろいろのことがあった。結論からいうと、コロナとかその他のごたごたで、大統領府と与党民主党が推し進める反日キャンペーンがほとんど見られなかったということがいちばんの収穫か。火の元がなくなったわけではないが、とりあえずは、GSOMIAの破棄だとか徴用工問題に対するマスコミの報道は一切ないのが現実だ。マスコミ報道さえなければ、人々は日本のことなど忘れているのだ。マスコミが煽りさえしなければ、反日もこうも激しくなっていないのだ(今年は幸い、反日の嵐がここ10年くらいの中で一番静かだった)。

ユニクロも人々が列を作っているようだ。筆者も近くのユニクロに行ってみたが、列を作るほどではなかったけど、1Fにも2Fにも人がいっぱいいた。心の中だけでだけど、ユニクロ、がんばれよ、と言ってきた。

12月22日、裁判がある。前号(「韓国『玉ねぎ女』が辞意表明。文在寅大統領を襲う最悪のシナリオ」)でお届けしたユン・ソンヨル検察総長に対する停職2月という懲戒処分があったわけだが、これを文在寅は即裁可した。この裁可に対して「停職執行の停止訴訟」を起こしているユン・ソンヨル検察総長に対する裁判があるわけだ。午後に開かれるようだ。その結果や、その影響なども含めて今年最後の号は数日後にお届けしたい。

image by: Amankgupta / Shutterstock.com

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韓国暮らし4分1世紀オーバー。そんな筆者のエッセイ+韓国語講座。折々のエッセイに加えて、韓国語の勉強もやってます。韓国語の勉強のほうは、面白い漢字語とか独特な韓国語などをモチーフにやさしく解説しております。発酵食品「キムチ」にあやかりキムチパワーと名づけました。熟成した文章をお届けしたいと考えております。

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【著者】 キムチパワー 【発行周期】 ほぼ 月刊

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