BTSのグラミー賞獲得はなぜ「難しい」か? back numberとコラボ『シグナル』主題歌で世界覇権狙うも、立ちはだかる高い高い壁…

2021.02.16
by tututu
 

秋元康との幻のコラボ曲「Bird」

他の国のアーティストたちとのコラボを加速化させているBTS。実はこれまでにも数多くのトップアーティストたちとコラボレーションしてきた。

通算12週に渡り全米シングルチャートの首位に君臨した歌姫・ホールジーもそのひとり。2019年4月にコラボ曲「Boy With Luv feat. Halsey」をリリースしている。

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このコラボは大成功を収め、ミュージックビデオの再生回数は10億回を突破、ビルボードにも8週連続チャートインするなど大ヒットを記録。世界的な人気を集めた。

他にもBTSはエド・シーラン、スティーヴ・アオキ、シーア、トロイ・シヴァンなどとコラボしている。

そんなBTSだが、実は日本でもあの大物プロデューサーとのコラボレーション話があった。作詞家の秋元康氏だ。

秋元氏といえば、おにゃんこクラブをはじめAKB48などの坂道グループをプロデュースしてきたことで知られるが、BTSともタッグを組もうとしていた。

2018年9月、BTSは秋元氏が作詞した日本のオリジナル曲「Bird」を2か月後にリリースすると発表。しかし、その3日後にはこのコラボが白紙になってしまう。

その理由は、コラボ報道直後から始まった日韓ファンたちの猛烈な抗議。

2018年といえば、徴用工訴訟や自衛隊機に向けて射撃レーダーが照射されるなど、日韓関係の悪化がより深刻になったころ。政治的な背景が大きな要因となり、BTSと秋元康氏のコラボレーションは実現しなかった。

BTS幻の曲となってしまった「Bird」。もし発売に至っていれば、今とはまた違う状況となっていたかもしれない。

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BTSはグラミー賞を獲得することができるのか

新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期していた「第63回グラミー賞」は、現地時間2021年3月14日に開催される。

最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ/デュオ部門)にノミネートされているBTS、彼らがグラミー賞を獲得できるかどうかに注目が集まっている。

同じくノミネートされたのは、レディー・ガガ&アリアナ・グランデ「Rain on Me」、J. バルヴィン&デュア・リパ&バッド・バニー& Tainy「UN DIA (ONE DAY)」、ジャスティン・ビーバー feat.クエイヴォ「Intentions」、テイラー・スウィフトfeat.ボン・イヴェール「exile」と、手強いライバルばかり。

とはいえ、BTSも「Dynamite」がビルボードのシングルチャートで1位を獲得するなど、一大ムーブメントを巻き起こし、大活躍を見せた。「今年のグラミー賞はBTSで決まり」と予想する専門家もいる。

果たして、BTSはグラミー賞獲得という偉業を成し遂げることができるのか?

しかし、これまでのグラミー賞の特性を考えると、BTSが栄冠に輝くのはやや難しいかもしれない。

というのも、グラミー賞で投票権を持つレコーディング・アカデミー会員の多くが、スタジオミュージシャン。そのため、楽曲制作能力や高い演奏能力を発揮するアーティストが有利と言われているからだ。

BTSのメンバーたちも楽曲制作には積極的に参加しているが、他の候補者たちと比較してどう見られるかがカギとなる。

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また、BTSはアーティストというより、アイドルというイメージが強い。総じてグラミー賞ではポップスターの評価が低く、これまでにもワン・ダイレクションやバックストリート・ボーイズなどは受賞を逃している。

いずれにせよ、強力なライバルたちと熾烈を極めることになるであろう今年のグラミー賞。もしBTSがグラミー賞を獲得できれば、快挙となることだけは間違いない。

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