【書評】刑事ドラマの小さな嘘。米国の警官が犯人に「武器を捨てろ」と警告しない訳

 

対狙撃チームの出番が本当に回ってきたら、警官はどう対応すべきか。シークレットサービス・エージェントが本物の親切心から警官に言った。「床に倒れ死んだふりをしていてください」。

独立記念日を祝うなんて言って、空に向けて銃を撃つバカがいる。弾丸はいずれ落下してくる。最終速度は秒速122mにもなり、人間の頭蓋骨を貫通するスピードだ。撃った本人にあたれば自業自得。それを「愚か者の自然淘汰」と呼ぶ警官もいる。

大都市で勤務する警官の離婚率は全米平均より際だって高い。8割に達するという推計もある。長時間にわたる激務、ストレス、休日出勤、怒りと敵意を生み出す不健康なライフスタイル、これらが破綻の理由だ。署内で配布される会報には、しばしば離婚弁護士の広告が掲載される。

「日本の警察400の真実!」なんて、だれか書いてくれんかね。20歳若返れたら、「犯罪社会学」ゼミ出身のわたしがやる。

編集長 柴田忠男

image by: Julian Leshay / Shutterstock.com

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