悪徳プロデューサー①「初めからアイドルの体が目的」
では、実際にどのような人物がアイドルのプロデューサーをしているのだろうか。かつては芸能事務所やレコード会社に所属していなければなれなかった職業だが、現在はそんなことはない。
「関西地方で地下アイドルのプロデューサーを務めるA氏は、昔からアイドルが大好きで、“アイドルとつき合いたい”という不純な動機でプロデューサーになりました。別に何かスキルや資格を持っていたわけではありません。ただサイトを作って、ネットで募集を始めただけです」(前出・芸能ライター)
芸能の仕事をしたこともなければ、イベント関係の人脈も持っていない。しかし、そんなA氏でも募集をかければ女性が集まるという。
「A氏は最初からアイドルと肉体関係を持つことが目的です。アイドル活動なんてどうでも良い。なので、何かあった時にトラブルが起きないよう、18歳以下のメンバーは入れないようにしていました。それでも何人もの20歳前後の女性から応募があったといいます」(前出・芸能ライター)
A氏はライブ会場などを用意し、月に1度ほどイベントを開催。グッズなども作成し、それっぽいアイドル活動はさせている。
メンバーたちには甘い言葉をかけて肉体関係を強要。面倒くさくなりそうになったらクビにするということを繰り返し、アイドルプロデューサー歴は3年になるという。
金銭的にもそこそこ儲かり、アイドルとSEXできる。A氏はプロデューサーを辞めるつもりはないそうだ。
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悪徳プロデューサー②「抱く代わりにプッシュする」
都内で地下アイドルのプロデューサーを務めるB氏。彼の場合は集まってくるのを待つのではなく、積極的に自ら動いて“ハント”していく。
「芸能界を夢見る女性たちが集まるような街が都内にいくつかあると思います。そこで手あたり次第に声をかけていくのがB氏のやり方です。水商売の勧誘ならみんな逃げていきますが、『アイドルに興味ある?』と言われれば、立ち止まってくれる女の子が多いそうです」(前出・芸能ライター)
もちろん、B氏はただナンパをするだけではなく、きちんと地下アイドルとして活動させる。では、そこからどうやって肉体関係を結ぶようにもっていくのか。
「B氏によると、女の子たちを“競わせる”のがポイントだといいます。要は仲良しグループではなく、バチバチのグループにして、少しでも他のメンバーより上に行きたいと思わせるんだそうです。そうすると、プロデューサーである自分と肉体関係を結んで、よりプッシュしてもらおうとか、ひいきしてもらおうとか思うようになるといいます」(前出・芸能ライター)
“ライバルよりも売れたい”という気持ちを悪用するB氏。非道な振る舞いはそれだけではない。
「そうしてグループを作ってはすぐに解散させ、また新しいグループを作ってというように繰り返していくんです。彼女たちに何も思い入れはないそうですから、悪徳プロデューサーであることは間違いないですね」(前出・芸能ライター)
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真摯にアイドルを育てていこうというプロデューサーがいる一方、はじめから女性たちを利用しようとしている人間がいることも事実。アイドルを夢見る女性たちは、しっかりとその見極めができるようにしてもらいたい。