「尖閣侵略」を堂々と狙う中国。その本気度を決定づけた4つの事実

 

岸防衛大臣の認識

この件に関して、岸信夫防衛大臣は、ど考えているのでしょうか?22日に開かれた自民党議員の会合で、考えを明らかにしています。

岸大臣は22日夜、中国の海洋進出をめぐり、「目立たないところで一歩ずつ侵略し、最終的に全部変わっている状況をつくろうとしている」などと述べました。
(日テレニュース24 4月23日)

正しい認識ですね。事実1から事実4まで、順番に並べると、少しずつ、着実に、「既成事実化を図っている」こと、ご理解いただけるでしょう。

ちなみに、日本と中国の戦争は、「尖閣から」とは限りません。「台湾から」になる可能性がある。皆さん、「中国が台湾を攻めたら日本はどうするのだろう?」と考えたことがありますか?今までは考えなくてよかったかもしれません。しかし今は、「本当に起こるかもしれない」ので、真剣に考える時期に来ています。

岸防衛大臣は、この件について。

台湾が中国に統一された場合を念頭に「台湾が赤くなったら大変な状況の変化が起きるかもしれない」と述べ、有事への備えが必要だとしました。
(同上)

「有事への備えが必要だ」

これが、岸防衛大臣の認識です。

まったく正しい認識で、私たちにも覚悟が必要になってきました。私たちは、もちろん戦争=戦闘を望みませんが、勝手にむこうが殴ってくることがあります。

尖閣で中国は、まさにジャブを繰り出している状態。「どこまで日本を殴ってもいいのかな?」と日本政府を試しています。殴っても殴っても反応がなければ、まず尖閣を奪い、その後は沖縄を奪うでしょう。なんといっても中国は、「日本に沖縄の領有権はない!」と宣言しているのですから。絶対証拠はこちら。

反日統一共同戦線を呼びかける中国

image by: 岸信夫 - Home | Facebook

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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