竹野内豊が木村拓哉に完敗。『イチケイのカラス』HEROっぽさで高視聴率、その裏でNG連発の“老化現象”に共演者総スカン

2021.05.06
by tututu
 

木村拓哉『HERO』に寄せたことが最大の勝因

竹野内豊が主演する月9ドラマ『イチケイのカラス』。原作は浅見理都による同名漫画だが、ドラマでは原作者了承のもと大胆にアレンジされている。なぜならあの大ヒットドラマが念頭にあったからだ。

それは木村拓哉主演で一大ブームを巻き起こした『HERO』。

『イチケイのカラス』の初回放送後には「HEROの裁判官バージョン」「キムタクと松たか子が竹野内豊と黒木華に変わっただけ」などと揶揄されたが、それこそがフジテレビの狙いだという。

「最近のドラマは謎が謎を呼ぶようなストーリーだったり、伏線を張り巡らせて回収していく展開だったりというものが流行りです。それがハマった時は強いですが、一度離脱されてしまうと視聴者が戻ってくることはありません。その点、1話完結ものはたとえ見逃したとしても関係がない。このドラマは『HERO』と同じ作り方です」(前出・芸能記者)

確かに続きものは視聴者も考えながら見なければならず疲れてしまう。その点、1話完結であれば難しい見方をする必要はなく、気軽に楽しむことができる。

「キムタクが再び『HERO』をやることはないでしょう。でも、『HERO』のようなドラマを見たいという声も多いようです。一方、若い世代からすれば『HERO』を知らないので、新しタイプのドラマに感じます。その狙いが今回うまくハマったといえるでしょう」(前出・芸能記者)

2001年1月期に放送された『HERO』(第1期)の平均視聴率は34.3%。時代が違うため単純比較はできないが、それに比べれば『イチケイのカラス』は半分にも満たない。

しかし、『HERO』の要素を“敢えて”取り入れたことで、今クールのドラマとして成功していることだけは確かだ。

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20代女性も虜にする竹野内豊のワイルドさ

『イチケイのカラス』の成功要因はそれだけではない。やはり竹野内豊を主演に添えたことも大きいといえるだろう。

「40代以上であれば、『ビーチボーイズ』などの印象が強いので、ワイルドな俳優=竹野内豊というイメージがあります。しかし、20代など若い世代からすれば竹野内さんのことをまったく知りません。彼女たちにとってみれば、“あのワイルドなおじさん誰?”となるわけです」(前出・芸能記者)

今の20~30代の俳優はみんなスマートな印象で、野性的な魅力やワイルドさを全面に押し出すような人物は皆無といってよい。

永久脱毛をしたり、女性顔負けのメイクをしたりと中性的な男性が主流で、どちらかというとワイルドとは真逆のイメージが強い。

それゆえ、若い世代からしてみれば、竹野内豊のような野性味あふれる男性は新鮮に映り、「あのおじさんかっこいい」となるようだ。

「50歳になった竹野内さんですが、見た目はワイルドさもそのままで、20年前とあまり変わっていません。今回のドラマ出演を機に、ファン層が広がったといえるのではないでしょうか」(前出・芸能記者)

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ワイルドな俳優で検索すれば、未だに上位にランキングされる竹野内豊。その唯一無二の存在でこれからも多くの女性たちを惹き付けていきそうだ。

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