新型コロナワクチンの接種が進みつつあるとは言え、まだまだ続くことが確実なマスク生活。そんなマスクが思わぬ弊害をもたらす可能性があることをご存知でしょうか。今回のメルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』では現役の鍼灸師として多くの患者さんの手当にあたっているのぶ先生が、マスクが招く顔のたるみやむくみ、憂鬱な気分の撃退法をレクチャーしています。
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マスクかぶれ
常に着用を強いられるマスク。昨年の夏は、そんなマスク着用が原因で熱中症になる人もいらっしゃったみたい。
世間の目も気になるところですが、我が身の安全を大事にしたいなぁと心にとめておきたいこの頃。
マスクは呼吸に負担をかけるので、うっかり口呼吸になりやすい。
- 唾液分泌低下で口臭の原因
- 口腔内衛生の低下で虫歯や歯周病の原因
- 表情筋の運動阻害で表情筋運動低下による憂鬱の原因
- 表情筋運動不足による顔やまぶたのたるみやむくみ
- 口の開閉運動不足による嚥下障害
- 長時間マスク着用での肌ストレスが原因のマスクかぶれ
- のどの渇きを鈍くすることによる水分補給不足による脱水
などなど。あげてみるとまだまだ出てきそうですが、マスク着用によって様々な健康ストレスを実は受けている。
息を守るには好都合
そもそも吸い込む息の負担を減らす効果のあるマスク。感染症や冷たい息や大気汚染による呼吸器負担を減らす効果があるわけです。
- 人ごみ
- 冷房
- 寒暖差ストレス
- 埃っぽい大気(喫煙・黄砂・ハウスダストなど)
- 対人関係ストレス
などの負担から身を守ってくれるマスク。これから暑くなるにしたがって、こうした息を守るタイミングでは上手にマスクは使っておきたい。
必要なのは表情筋刺激と口腔内刺激
マスクをしていると、どうしても自然な顔面の筋肉や口腔内の舌運動が不足しがち。
口をよく動かして表情を作ることで、顔から胸元までの血流がよくなりストレスの発散を促せます。
また、顎や舌をダイナミックに動かすことで口腔内衛生を保つ唾液分泌がよくなるわけです。
「ぱ・た・か・ら・い」の発声
人前で声を出すのははばかられますが、それでもこうした発声をダイナミックな表情を作りながら行うことで、
- 唾液分泌促進による口腔内衛生
- 嚥下トラブル予防
- 顔のたるみやむくみ予防
- メンタルダウンの予防
が保たれます。
マスクからはみ出るくらいの笑顔をいつも心がけられたら良いのですが、まずは積極的な口元の運動を発声もできる範囲で取り組んでもらえたらと思います。
未だ世間は感染症騒動がやみません。マスクエチケットは今年の夏も続くんじゃないかな。
そんなマスクと上手に付き合うためにも、マスクの功罪、よく知っておくとよいですね。ご参考まで。
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image by: Shutterstock.com