知ってか知らずか尾行される父。母が突き止めた衝撃の「行き先」は?

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毎回想像を超えるヤンチャな父親のエピソードを紹介してくれるメルマガ『ファンキー過ぎる家族がいてもマジメに生きてる娘の話』著者のミーミーさん。今回披露しているのは、ミーミーさんが生まれる前に両親が大阪で暮らしていた頃のお話。自由過ぎる父の行動を怪しんだ母が思いきって尾行をしてみたら、想像もしていない場所に向かう父を見送ることになったようです。若かりし日のお父さんは黙ってどこに行ったのでしょうか。

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父の「笑った!困った!驚いた!」エピソード:尾行、その行方…

突然ですが、皆さんは「尾行」をしたことがありますか?私は…ありません。まぁ、ご職業が「探偵」の方がいらっしゃったら日常にもあることかもしれませんが、なかなか一般人は尾行はしませんよね。特に現代だとスマホのGPS機能等もありますし、自ら危険をおかして尾行せずとも居場所はわかりますもんね(ちなみに私はGPSで探ったこともありませんよ!念のため)。

約45年前。まだGPS機能も何もない時代。自ら尾行をした一般人がおりました。母です。誰を尾行したのか? 「父を」です。今回は、遊び人の父を「今日こそは尻尾をつかんでやる!」と尾行した母のトホホなエピソードをお聞きください。

ちなみに母から聞かされた話ですし45年も前のことです。多少「盛ってる」と思われます。いや、むしろ盛っててほしい。これが100%事実なら怖いです。

45年前。まだ私が生まれる前。両親は大阪に住んでいました。当時から浮気したり逃げたり隠れたり、大騒ぎだった父。ある日、いそいそと荷物を準備する父を見て、母は「怪しい」と思ったそうです。母は出かけた父のあとを追うことにしました。

多分なのですが、母は尾行なんて器用なことはできないタイプです。ちょっと抜けているので、追われている方からすれば丸わかりだったと思います。しかし、父はグングン進みます。母もグングン追いかけます。進む、追いかける、進む、追いかける…の先に行き着いた場所。そこは港だったそうです。

父は船に乗って「台湾に行ってしまった」と。

台湾…たしかに私が生まれた時にも日本にはおらず、台湾から私の名前だけ送られてきたと聞きました。父の中でその数年、台湾ブームだったんでしょうね。さすがに夫を「怪しい」と思って、尾行した末、船に乗って旅立たれてしまうと、母もどうしようもありません。

そのことを淡々と語る母の話を当時は(おいおい、嘘でしょう?!)と思いながら聞いていましたが、どうやらわりと本当の話のようで…。娘としては少しくらい「盛っていてほしかった」と思うのでした。

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image by:Artem Pachkovskyi / Shutterstock.com

ミーミーこの著者の記事一覧

主婦歴10年経ったところで「これからの10年は何をしよう?」とnoteを始める。その中で父について書いた「ジェット風船の行方」で【第2回たまごまる杯金賞】を受賞。その他には岸見一郎氏の『ほめるのをやめよう』についての書評を記事で【読書の秋コンテスト2020 日経BP賞】を受賞。2020年5月から毎日note開始。1年間、エッセイを中心に毎日note更新し、現在も執筆継続中。 1977年熊本市生まれ。大学卒業後、図書館司書として4年間、国語と特別支援の教員として6年間の計10年間、中学校に勤務。結婚を機に福岡市で専業主婦に。夫と息子の3人家族。好きなことがいっぱいです!!(野球と競馬と本が好き。最近は将棋や麻雀も夢中で見ています)

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