「西日本豪雨に匹敵」「目を疑う雨量」週明けにかけ過去に経験のない大雨の恐れ。すでに豪雨の九州では「在宅勤務か出勤か」で明暗

2021.08.12
by よっすぃ~♪(まぐまぐ編集部)
Heavy,Rain,In,Night,Japan
 

13日の金曜日からはお盆の時期を迎えるが、九州をはじめとした広い範囲で大雨が降り続き、それによる甚大な災害が発生する可能性が高いと、気象庁などが警戒を呼び掛けている。

福岡県や熊本県では線状降水帯が発生するなど、すでに九州地方では大雨となっており、各県で土砂災害警戒情報などの警報が出ている状況。気象庁は11日に「前線による大雨について(第1報)」を発表しており、それによると現在中国大陸から九州付近にのびている前線は、次第に東へとのび、来週にかけて日本付近に停滞する見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むことで、大気の状態が不安定になり、前線の活動が活発な状態が続くという。

それにより西日本はもとより、13日以降は東日本や北日本も含め広い範囲で大雨になるおそれがあり、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要。さらに、この大雨によって西日本から北日本にかけて地盤の緩みが考えられ、土砂災害にも厳重な警戒が必要とのことだ。

気象情報会社のウェザーニューズも、今回の大雨に関して「西日本豪雨に匹敵するおそれ」と、2018年に死者263人を出した大規模災害を引き合いに出して、その危険ぶりに警鐘を鳴らしている。またSNS上では気象予報士から「梅雨末期のような大雨」「目を疑うような雨量予想」「迷うことなく避難できる準備を整えて下さい」といった、切迫感溢れる表現が飛び出している状況だ。

災害級の大雨で明暗分かれる「在宅ワークか否か」

今週は「お盆ウィーク」ということで、長期間の休暇をすでに取っている人もいるいっぽうで、このところは夏季休暇はずらして取るケースも多いということで、暦通りだという人も。仕事ということになると、これまでなら大雨のなかでの出勤となっていたところだが、昨今は長引くコロナ禍によって在宅ワークだという人も多いようで、「豪雨でも余裕」といった声も聞こえてくる。ただ「災害級の大雨でも普通に仕事」と、在宅ワークが故のやりきれなさを抱える人も一部にはいるようだ。

その反面で、すでに災害級の大雨となっているなか、普通に出社を強いられているという人からのボヤキも、ネット上では多く聞かれる状況。しかも出社したはいいものの、上司も取引先も休みで一体何のために出社したのか……といった声もあり、在宅ワークか出勤かで明暗が大いに分かれる格好となっている。

そんななか、目下のところ大雨が続いている福岡地方では、当地に鉄道路線や路線バス網を持つ西日本鉄道、いわゆる西鉄の運行状況が、各社の出社目安になっているといった声も。

ちなみに西鉄の運行状況を見てみると、12日午後の時点では高速バスや路線バスの一部路線で大雨の影響による運休が発生しているものの、鉄道のほうはほぼ平常通りに動いている模様。現地からは「西鉄は台風が来ても止まらない」という声もあり、台風などはもう慣れっこといった感じではあるが、今回に関しては甚大な災害が発生する可能性もあり、多くの在福企業が明日以降の対応に苦慮することになりそうだ。

すでに帰省した人々は「Uターン」が心配な状況

いっぽうでお盆は休みだという人のなかには、新型コロナの感染再拡大中ということで、帰省の自粛も叫ばれているなかではなるものの、身内に不幸があって今年は初盆……ということで、どうしても帰省せざるを得ないといった人も。ただ、今回はこのような災害級の大雨ということで、その計画を中止したといった声も聞こえてくる。

ただ報道によると、先週末から「帰省ラッシュ」がすでに始まっており、JR東日本管内ではお盆期間の指定席予約状況は昨年比で54%増加、また東海道新幹線の予約状況も昨年比96%でほぼ横ばいと、どうやらそれなりの人数が今後帰省する予定、もしくはすでに帰省先に向かってしまった模様。これらの人々は、帰省先からのUターン時に大変な目に遭うことになりそうだ。

というのも先述の通り、大雨は来週はじめにかけて西日本~東日本で断続的に降り続けるとされているからだ。気象予報士の方のなかには「帰省先で災害に巻き込まれる」危険性を訴えるメッセージも。さらに、すでに帰省した人の中には「とんでもない時に帰省してしまった」といった後悔の声も聞こえてくる。

気象庁では、たとえ大雨がやんだとしても土砂災害の危険がしばらくは継続し、また時間差で川が増水する可能性があるとのことで、「危険な状況ではなくなったことを確認してから家に帰りましょう」と呼びかけているが、その状況にまで落ち着いた頃には、お盆休みがすでに終わっている可能性が大。休み明けのことを考えれば、これからの帰省を現状検討しているという方は、今年に限っては取りやめたほうが賢明のようである。

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