正月に立てた目標を覚えている人は7%だけ。今すぐ見直したい「4つの視点」

 

1年で会社を辞めると決める!イヤなら、辞めろ!

岡崎: 話は変わりまして、石川和男さんの最新刊『石川和男の「今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになる!」』の第三章に、響く一言がありました。「1年で会社を辞めると決める!イヤなら、辞めろ!」これは、どういうふうに考えて言った言葉ですか?

石川: これは新入社員セミナーなどでもいうことなんですが、社会人になってから少しすると「会社を辞めたい」とか「この会社を続けるべきか転職すべきか」と考えることがでてくると思います。ただ、このときすぐに会社をやめると、次の会社を選ぶ際には、どうしても今よりもレベルダウンしてしまうんですね。転職を繰り返している人に話を聞くと、一番初めに行った会社が一番良かったという話をよく聞きます。

岡崎: もしも、本気で会社を辞めようと思ったら、石川さんは何をしたらいいと思いますか?

石川: まずはいつ会社を辞めるのかを決めること。3カ月でも半年後でも1年後でもいいですよ。時々、突然会社を辞める人がいますが、無計画にやめた場合、大半はうまくいきません。期限を決めて、それまでに必要なスキルを身に着けておくこと。

たとえば「1年後の今日、会社を辞める」と決めたら、次はどんな会社に転職するのか。それまでにどんなスキルを身に着けておくべきなのかを考えておくこと。転職先で必要となるスキルはもちろんのこと、社会人としてのマナーなども知っておく必要があります。

また、辞める期限を決めれば、仕事に対する取り組み方も変わってきます。コピー1つ取るにしても今までカラーコピーをただするだけだったものが、「このカラーコピーをする意味があるのかな。白黒でもいいんじゃないかな」となる。今までだったら「コピー機が紙詰まりしたら面倒くさいな」と思っていたものが、「自分が会社を興すときには全部やらなければいけないから今のうちに知っておこう」と意識が変わる。

今までは漠然とやっていたことも、会社を辞めると決めた瞬間に、本気で学ぼうと意識が変わってきますよね。とくに、転職ではなく独立を考えている場合は、一つ一つの行動を自分なりに考えて、どうやるのが最善なのかを考えるようになります。

岡崎: 自然と行動も変わってきますよね。僕自身も、勤めていた会社を辞めようと思ったときは、やはりいつ辞めるのかを決めて、それまでにどんなスキルを身に着けるかを考えました。会社員時代は、結果を出すことが最優先で、まわりと無駄に仲良くする必要はないと考えていたんです。でも、起業してひとりでやっていくと考えると、コミュニケーションスキルは非常に大事です。そのため人とのつながりを大事にするようになりました。

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