負の転職への第一歩!?「七五三現象」とは?
石川: 働き方も、人間関係の築き方も変わってきますよね。働き方でいえば、たとえば「これまでは1日に6社行っていたところを10社行ける仕組みを作れないかな」と考え始める。「会社が何かをしてくれる」とか思わないで自分自身で考える。
岡崎: スキルアップしない人というのは、基準を決めずにダラダラやっているからいつまでたっても同じ状況になってしまいますよね。
石川: さきほどのコピーを取る話を例に考えてみると、それを「意味のない仕事」だと思うから「嫌だ」「めんどくさい」というマインドになっているのです。しかし、将来自分が取締役社長になると思ったら、コピーを取る時も議事録を取る時もやり方が変わってきます。
岡崎: 今すぐ転職に動くのではなく、計画を立てることが大事なんですね。
石川: そうです。ご存じかもしれませんが、「七五三現象」という言葉があります。これは中卒の7割、高卒の5割大卒の3割は3年で会社を辞めると言われています。実際のところもう少しパーセンテージが低いと思いますが、これを「七五三現象」といいます。でも何も身に付けないで会社を辞めると、どんどん負の転職を繰り返してしまいます。特にマナーとか敬語とか会社員の常識だけは身に付けてやめたほうがいいと言っています。次の会社でそういうことは教えてくれません。
岡崎: 次の会社になったら中途採用になりますよね。
石川: そうなんです。中途採用となったら新卒とは全く扱いが変わります。そのため新入社員で辞めたいと思っている人があったら、最低限のマナーや社会的なルールを覚えておく必要があります。
上司から否定されたのは人格か行動か
岡崎: 上司との関係で辞めたくなる人もいますよね。石川さんが判断する基準は?
石川: いますね! もし、人から注意されたら「自分は何で怒られているのか」「叱られているのか」ということを客観的に考える。行動なのか感情なのか。たとえば「お客さんに名刺を渡すときはこうしないとダメだよ」ということをちょっときつい口調で上司に言われたとします。それは行動を注意されたのであり、成長のきっかけになります。
逆に「お前、本当に頭悪いな」「何も考えないから太っているんだ」「お前の親の顔が見てみたい」など、そういうことをいう上司もいます。実際、僕も言われたことがあります。そういう人格を否定するような上司がいる会社だったらやめてもいいと思います。
転職を考える場合は、その2つの基準を持ってみるべきです。行動を叱られたのであれば自己成長のため。でも人格を否定するような会社であれば、そこはやめてもいいと思います。新入社員1年目と言うのはそこが全部ぐちゃぐちゃになってしまっていると思うんですね。
岡崎: とはいえ、「やめようと思っても次の会社が決まってないと止められないですよね。これはどうしたらいいですか?
石川: それは1年後に辞めるというふうに決めると良いですよ。
(メルマガ『岡崎かつひろの『好きを仕事にするための本当の考え方』』2021年8月2日号より一部抜粋、続きはメルマガにご登録の上、お楽しみください。初月無料です)
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