米学会が発表。糖尿病の基礎疾患ありでもコロナが重症化しにくい人の特徴

 

2020年のADAガイドライン「栄養療法」においても「糖質制限食が最もエビデンスが豊富である」と再び明言してあります。

糖質制限食の評価に関しては、長期にわたり、日本でも米国でも紆余曲折がありましたが、ここに到り、とうとう決着がついたと言うことができます。

すなわち糖質制限食賛成派の全面的勝利です。

耐糖能が悪化する可能性があるような食事療法を米国糖尿病学会が正式に容認することはあり得ません。

すなわち、糖質制限食の安全性は、短期的にも長期的にも米国糖尿病学会により担保されていると言えます。

なお「第81回米国糖尿病学会年次学術集会(ADA2021)」が6月25日~29日にWeb開催されました。

糖尿病患者はコロナ禍にどう向き合うべきか 困難を乗り越えるために 米国糖尿病学会

 

血糖コントロールが良好でない患者は新型コロナが重症化しやすいことが明らかになっている。

 

逆に、血糖値が低くコントロールされている患者は、新型コロナが重症化しにくく、重篤な合併症も少なく、入院期間が短い傾向があることも確認された。

 

「米国人の健康を改善するためには、健康格差を減らすことが必要で、そのために医療システムを改革する必要があります。医療上の不平等が家族や地域社会に与える影響をなるべくなくすことが必要です」

 

と、米国糖尿病学会(ADA)のトレーシー・ブラウンCEOは述べた。

ADAのトレイシー・ブラウンCEOは、自らスーパー糖質制限食を実践中です。彼女は、糖質制限食実践で、自分の2型糖尿病をうまく管理し、インスリンと他の3つの薬をすべて中止できています。

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(財)高雄病院および(社)日本糖質制限医療推進協会 理事長。内科医。漢方医。京都大学医学部卒、同大胸部疾患研究所等を経て、1978年より医局長として高雄病院勤務。2000年理事長就任。高雄病院での豊富な症例をもとに、糖尿病治療、メタボ対策としての糖質制限食療法の体系を確立。自らも二型糖尿病であるために実践し、薬に頼らない進行防止、合併症予防に成功している。

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