また「ジェネラリスト・プロサラリーマン」とありますが、正直「マーケティング・分析・営業・オペレーション改善・マネジメントなどビジネススキルは相当ある」人材って非常に希少です。だってプロ経営者で「この人に任せたらどんな会社も売り上げが上がる」なんて人がいたらヘッドハンティングの嵐ですよね。
例えばベネッセコーポレーションやマクドナルドなど一流企業の社長を歴任した原田泳幸さんも、経営手腕が優れていたと思われていた(笑)ので多種多様な企業から声がかかったわけです。
「雇われていると人の会社や事業を預かっているのでどうしても自分の価値観で動けない」とありますがそんなことはなく、本当にオーナーや社員から信頼されて実績を評価されたなら「あなたに全て任せます」と全権を委任されますよ。カルロス・ゴーンが良い例で、どんな創業者より高給を稼ぎながら役員会でも大きな発言力を持っていましたよね。
ただオーナーの言うことを聞くだけでは雇われ経営者ですが、オーナーや周囲の信頼を得ながら自分の価値観で会社を回すのがプロ経営者です(もちろん最初の契約で実権を握れる範囲など確認すべきですが)。ビジネスオーナーにこだわらず、プロ経営者として経営のスペシャリストを目指すのも一つの未来だと思います。
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