仕事はデキるけど特化したスキルがない「プロ会社員」に将来性はあるか?

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会社員として専門知識や技術を身につけ磨き、特定分野のスペシャリストとして独立するのはイメージし易いですが、経営企画室のような部署で才能を発揮する総合的なビジネススキルを磨いたサラリーマン、いわゆるジェネラリストに独立起業の道はあるのでしょうか?今回の『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』で人気コンサルの永江さんは、独立というリスクを取ってハイリターンを狙うより、ローリスク・ミドルリターンを狙うことをお勧め。カルロス・ゴーン氏のようなプロ経営者の道を示しています。

ジェネラリストのプロサラリーマンの将来像

Question

shitumon

しょうもない質問で恐縮なのですが、自分には、どのようなビジネスが可能かアイデアや観点を頂けないでしょうか。私は30代半ばの会社勤めです。ITやWebサービス・ヘルスケアの企業複数社に所属し、営業・事業企画/マーケティング・マネジメント・経営などを経験して成果を出しています。

既存の事業や会社の経営、マーケティングなどを任されれば、人よりも成長させられるビジネスの問題解決・実行能力や経営スキルと自信はありますがジェネラリスト(広範囲に渡る知識や経験を持つ人)の「プロサラリーマン」みたいなもので、特化したスキルがありません(マーケティング・分析・営業・オペレーション改善・マネジメントなどビジネススキルは相当あると自負していますが、文系職なのでぶっちゃけ“仕事ができる”程度のものだと思っています)。

そんな私でも、起業して自分で所有するビジネスをしたい(雇われていると人の会社や事業を預かっているのでどうしても自分の価値観で動けないので)と思っているので永江さんが以前メルマガで「今すぐ自分の強みを活かして儲けられる副業を始めて、軌道に乗せて独立する」と仰っていたことができないか考えますが、良さそうな発想が出ません。

上記のようなジェネラリスト・プロサラリーマンが強みを活かしてビジネスにできること、サイドビジネスで稼げることなどあればアイデアや観点を頂けますと大変有難く存じます。

プロ経営者の道もあるのですが、これはサラリーマンの延長ということを実感しており、やはり自分でビジネスオーナーになるための方向を考えております。自分で考え切れていない中恐縮ですが、ご回答頂けますと幸いです。

永江さんからの回答

結論から言いますと、プロ経営者の道があるならそれが一番手堅いと思います。プロ経営者でも本当に信頼されて実績を残せば得難い人材として重宝されますし、自分の価値観で会社を回せるくらい大きな裁量も得られますよ。わざわざリスクを負ってビジネスオーナーを目指す必要はないと思います。

確かにプロ経営者は創業者に比べて自由度が少ないかもしれませんが、一般社員よりはるかに給料も高く(ストックオプションが付与される場合もあり)、ローリスク・ローリターンではなくローリスク・ミドルリターンくらいはあると思います。カルロス・ゴーンくらいならハイリターンです。

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