興味深い調査結果があります。
ハーバードビジネススクールの研究者らが、ウォール街の投資銀行で働く1,000人以上のアナリストを対象にした調査で、個人のパフォーマンスは個人の能力ではなく、「同僚との関係性」に支えられていることがわかりました。
職場のメンバー同士が信頼し、お互い敬意を払っている環境で働いている人の中には、“スーパースター”として注目を集める、成績が極めて高い、優秀な人がいました。ところが、その腕を買われ転職した途端、“スーパースター”の輝きは瞬く間に消え、転職先でパフォーマンスを発揮できませんでした。
一方、同僚たちと共に転職した人には、そういった傾向は認められなかった。
つながるとは「共感」であり「信頼」をつなぐこと。信頼があるからこそ重要な情報やスキルの共有が行われ、互いに刺激しあうことで自分の能力も引き出される。
私たちは「絶好調」なときほど、「俺って、私って、本当にスッゲーのかな?」と立ち止まる必要がある。スポットが当たっている時ほど、「心の目」をめいいっぱい開いて、「この人たちの力に支えられている」と謙虚にならんといけないのです。
そのしなやかさこそが、自分の力の礎になる――、と私は考えます。
「私にはどんな高いハードルでも、フォロワーたちと一緒に乗り越える体力と胆力があります!」、「私の強みは、誰にも負けない体力と胆力です!」と言って欲しかった…、ま、これは独り言ということで。
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