日々の情報収集はネットの記事からという人が増えています。刺激的な見出しに釣られて読んでみたものの内容はほとんど別のことだった…はまだしも、書かれていることがデタラメで嘘だらけということもあります。どうしたら、嘘を見破り真実を見抜く目を養うことができるのでしょうか。メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』著者で、30万部ベストセラー『ゼロ秒思考』など多数の著書を持つ赤羽雄二さんが、記事を判断する力をあげる方法をレクチャー。8つのステップでわかりやすく伝えています。
※ 本記事は有料メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』2021年9月13日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。
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記事をうのみにしてしまいます。どうすれば批判的に読めるようになるのでしょうか
Question
メーカーの経営企画部にいます。入社7年目になります。私は学生時代から人の言うことを割りとそのまま信じてしまうほうで、痛い思いも何度かしました。経営企画部なので、Googleアラートなども活用して情報収集するのですが、どうしても記事をうのみにしてしまいます。先輩は全部疑えと言うのですが、どの記事を見ても、「なるほど、そうなのか」と思ってしまいます。
フェイクニュースなども横行していますし、不正確な記事も多いのはわかっているのですが、いざ目の前の記事を読んでいると、納得してしまうのです。どうすれば、安易に騙されず、批判的に記事を読めるようになるのでしょうか。
赤羽さんからの回答
どうもありがとうございます。お悩み、よくわかります。記事を読んだら確かにそうだと思ってしまいますよね。みな、うまく書いてありますから。かなり工夫して、それっぽく書いています。
ただ、ネット記事が氾濫している今だからこそ、的確な情報収集は、経営企画としてはどうしても欠かせません。むずかしいと言っている場合ではありませんので、本気で見る目を養いましょう。次のステップをお勧めしたいと思います。
- 普段から常に2、3の違うメディア、ソースから情報を得るようにする。ただし、1つの記事を単に転載している場合が多いので、元記事レベルで違うものを得る
- あれ?と思ったら、同僚、友人にどう思うか相談してみる。同じ意見ならいったんOK、違う解釈・反応があったら見直してみる
- さらに、別の記事を探して読んでみる。そうすると、記事による書き方の幅や、真偽が少しずつ見えてくる
- 記事を読む際、誰が何の意図、目的で書いているか、常に考えながら読む
- 記事を読む際、自分だったらどのように書くか、考えながら読む
- まともな記事で、これは素晴らしいと思った場合は、コメントをつけてFacebook、Twitterなどに投稿する。それへの反応で、自身の感覚がどのくらいまともか、そうでもないか、少しずつ見えてくる
- 同様に、そのような記事を読んだ感想を周囲の人に話す。そうすると、記事も深く読めるようになり、注意深くなり、話し方もうまくなり、周囲からも期待される(という一石四鳥かそれ以上が期待出来る)
- 親しい友人とFacebookグループ、メッセンジャーやLINEなどで、皆が関心を持つ分野の最新記事を投稿しあう場を作り、感度を上げておく
こういうことをいつも続けていると、記事を判断する力が確実に、かつ急激にあがります。
(メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』2021年9月13日号より一部抜粋。全文はメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』を購読するとお読みいただけます)
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