下着泥棒からイカサマ師まで。岸田政権の“自爆”入閣オンパレード

km20211006
 

先日掲載の「安倍・麻生というゾンビに取り憑かれた自民党・岸田新政権の前途多難」でもお伝えしたとおり、一部で忖度人事と嘲笑されている岸田新内閣の顔ぶれ。しかし問題は「忖度」だけにとどまらないようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、岸田首相自ら「新時代共創内閣」と呼ぶ人事を「爆笑自爆内閣」と酷評。さらに21名の大臣の中でも特筆すべき「問題人物」7名の許しがたい所業を克明に綴っています。

【関連】安倍・麻生というゾンビに取り憑かれた自民党・岸田新政権の前途多難

きっこさんのメルマガご登録・詳細はコチラ

 

岸田文雄の爆笑自爆内閣

日本時間の10月3日23時過ぎ、フランスはパリのロンシャン競馬場で、記念すべき第100回の「凱旋門賞」が行なわれましたが、残念ながら日本から参戦したクロノジェネシスは7着、ディープボンドは14着に敗れました。そして、翌日の10月4日、自民党の新総裁となった岸田文雄が、衆参両院本会議で、記念すべき第100代の首相に選出されました。しかし、こちらも残念なことに、史上最短命の首相なのです。

何故なら、100日以上も国会を開催せずに逃げまわっていた自民党政権が、ようやく国会を開催したと思ったのも束の間、首相の岸田文雄はソッコーで「14日の衆院解散」と「19日公示、31日投開票の衆院選」を表明したからです。解散総選挙を行なえば、仮に与党が過半数を確保して政権の座を死守したとしても、岸田文雄は第101代の首相になりますから、記念すべき第100代の首相の就任期間は「わずか27日間」ということになってしまうのです。

ま、なるべくボロが出ないうちにトットと解散総選挙を行ない、少しでも傷を浅くしたいという焦りは分かりますが、今回は公示日も投開票日も「仏滅」なのです。政治家は験(げん)を担ぎますから、通常は「大安」の日を選びますし、最低でも「仏滅」は避けます。公示日も投開票日も「仏滅」という最悪の日程での強行は、過去には数々の不祥事で崖っぷちまで追い詰められた森喜朗政権くらいしか前例がありません。

「大安」だの「仏滅」だのは迷信と同じで、科学的根拠などありませんが、「凱旋門賞」で日本馬が2頭とも惨敗した10月3日も、実は「仏滅」だったのです。自民党の皆さん、ご愁傷様です(笑)…なんてのも織り込みつつ、岸田文雄はさっそく党人事に着手して、前後左右上下どこからでもツッコミ入れ放題の爆笑自爆人事を披露してくれました。そして、お次は閣僚人事も発表し「選挙で国民の信を問いたい」と抜かしました。

しかし、20人の閣僚のうち13人が初入閣で、「誰これ?」という人ばかりなのです。これでは、この人選が良いのか悪いのか、すぐに判断できる人は少ないでしょう。党人事のほうは、すでに四方八方からのツッコミで絶賛炎上中ですが、誰これ状態の閣僚人事のほうは、とても分かりずらいのです。そこで今回は、解散総選挙に向けた自民党の看板である新内閣について、ポイントとなる閣僚をいじって行きたいと思います。

【内閣総理大臣】岸田文雄
【総務大臣】金子恭之(初)
【法務大臣】古川禎久(初)
【外務大臣】茂木敏充
【財務大臣】鈴木俊一
【文部科学大臣】末松信介(初)
【厚生労働大臣】後藤茂之(初)
【農林水産大臣】金子原二郎(初)
【経済産業大臣】萩生田光一
【国土交通大臣】斉藤鉄夫
【環境大臣】山口壮(初)
【防衛大臣】岸信夫
【内閣官房長官】松野博一
【デジタル大臣】牧島かれん(初)
【国務大臣】堀内詔子(初)
【復興大臣】西銘恒三郎(初)
【内閣府特命担当大臣】二之湯智(初)
【内閣府特命担当大臣】野田聖子
【内閣府特命担当大臣】山際大志郎(初)
【内閣府特命担当大臣】小林鷹之(初)
【内閣府特命担当大臣】若宮健嗣(初)

それでは、さっそくツッコミを開始しますが、まずは総務大臣に初入閣した金子恭之(かねこ やすし)、60歳から行きます。

【関連】デジ女こと牧島かれんデジタル大臣、昭和クサい「NTT癒着接待」で早くも疑惑デビュー。本人認めるも謝罪なく既得権益まみれ露呈

きっこさんのメルマガご登録・詳細はコチラ

 

print
いま読まれてます

  • 下着泥棒からイカサマ師まで。岸田政権の“自爆”入閣オンパレード
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け