コロナ禍の直撃もあり、都市部を離れ農村部での移住生活に憧れを抱く声が以前にも増して聞かれるようになりましたが、さまざまな障壁に阻まれ、なかなか思ったように動けないという方が多いのも現実です。そんな方々にとって有益であろう情報を届けてくださるのが、移住したとある地方の山奥で農園を営む「むらも」さん。むらもさんは10月2日に創刊されたばかりのメルマガ『むらも農園のしょぼい百姓で行こう!』で今回、仲間とともに田んぼや畑仕事に勤しむ楽しさを紹介するとともに、自分が作り上げたい理想の「循環」について綴っています。
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才能を小さな田んぼに持ち寄って
僕の周りにはたくさんの百姓仲間がいるんです。
仲間って本当にいいものだし、頼りになります。
田んぼとか農作業って、一人だと結構めげちゃうんですよ。一人でやると、なかなかというか全然、進まないから。
それが二人だと、2倍じゃなくて、3倍進みます。これ本当!効率が全然違うし、話しながらできたりするしめちゃくちゃ楽なんですよ。
3人だと、もっと楽しい。4人なら、もっと賑やか。5人なら、もっと充実。6人なら、もっともっと。増えれば増えるほど、楽しいし楽です。
そして、みんなの能力を持ち寄って、仲間、なんですよね。
もちろん僕の能力も使えて、嬉しい。
今週はそんな話です。
ひとりでやってたなぁ
振り返ると結構一人で作業してたことが多いですね。これは僕の性格もあると思うんですが。
毎日、田んぼをぼちぼちやりつつ、週末にオーナーが来て確認してもらう、みたいなこともありました。
雇われ百姓時代。
その時も手伝ってくれる人もいたんですが距離が少し遠いのもあって、頼むのも億劫というか遠慮してほとんど一人で作業してましたねぇ…。
ま、どちらかと言うと僕の性格でしょうね。酒も一人でよく飲んでましたし…。ちなみに今はお酒はやめてますけどね~。
頼んでいいのか、がよくわからないんです。今も正直、よくわかりませんし、そういうのはちょっと苦手です。
なんでも言うてね~~とか言われてもちょっと気がひけてしまう僕なんですよ。
あ、今日の作業は楽しいぞ~!っていう時にはガンガン誘いますけどね~。
普通に楽しいですから、田植えとか稲刈りとか。
田んぼというピクニック
百姓仲間っていう仲間ができ始めたのは自分で田んぼをやるぞ!って決めて、実際にスタートしてから、でした。それが去年の春ですよ。
田植えの時とか、いろんな人に来てもらって。急に百姓仲間ネットワークになっていきました。
田んぼをお互いに手伝いあうんです。今日はあっちの田んぼ、来週は誰々の田んぼ、それから僕ん家の田んぼ、って具合で。
田植え、稲刈りなんてもうお祭り状態!
たくさん人が来てくれてめちゃくちゃ楽しいのです。
ご飯作って持ってきてくれるだけの人とか、もう、めちゃくちゃありがたいでしょう~~。
腕によりをかけて美味しいものを作ってくれるわけです。
農作業に誘うときも遊びに来てね~って言ってるからかな。ロケーションもいいので、ドライブがてらピクニックにどうぞ、とか。
田んぼの作業をするかしないか、力になるか、ならないかって僕はどうでもいいんです。
もし、田んぼに入りたかったら入ってね~~って感じ。
でも、せっかくだしちょっとやろうかな~ってなる人が多いですね。
あんまり無理して仕事!みたいになっちゃうのも好きじゃないですし、なるべくみんなが楽に楽しくできるように段取りするのが僕の仕事だとも思っています。
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