茂木敏充、致命的な欠点は“パワハラ”。頭脳明晰&能力抜群も問題だらけの人間性、官僚への逆ギレが得意な新幹事長

2021.11.05
by tututu
岸田&茂木
 

自民党は4日、党本部で総務会を開き、甘利明幹事長の後任に茂木敏充外相を充てる人事を決定した。茂木氏は当選10回で政調会長や経済産業相を歴任したベテラン。旧竹下派の会長代行を務め、安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁とも良好な関係を保つ。政治手腕は折り紙付きと評される茂木氏だが、その一方で「官僚から最も嫌われている政治家」と言われるなど、“ある部分”において致命的な欠点があるという。

茂木敏充幹事長の最大の欠点は“パワハラ気質”

栃木県足利市生まれの茂木氏は東大経済学部を卒業して丸紅に入社。その後、読売新聞を経てハーバード大ケネディ行政大学院に留学。帰国してマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社した。

絵に描いたようなエリート人生を送ってきた茂木氏だが、もともと自民党議員であったわけではない。

1993年に旧栃木2区から日本新党公認で出馬し初当選。日本新党の解党後は無所属となり、95年に自民党に入党した。96年の総選挙では栃木5区から自民党公認で当選して以降、連続当選を続けている。

そんな茂木氏について、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は2日に放送された『ひるおび!』(TBS系)の中で、「これまで見てきた政治家の中で一番頭がいい」と断言。

外務省の職員に聞いた話として、「フォトグラフィックメモリーといって、写真を撮るように覚えるんですよ」と記憶力を絶賛した。一方で「物凄い方向音痴」と意外な一面も明かしつつ、「でも、能力は非常に高いですよ」と繰り返した。

頭脳明晰で政治手腕も抜群だという茂木氏だが、ある大きな問題点を抱えているという。それは「パワハラ気質」であること。

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官僚が作成した“茂木氏対応マニュアル”の中身とは?

永田町や霞が関の動向に詳しい記者は茂木氏に関して、「官僚が最も恐れる政治家」だと評する。

「茂木さんの頭の良さは誰もが認めるところで、それゆえ指示が細かすぎて官僚を困らせる人だといいます。自分が完璧だからか、相手の些細なミスが許せないようで、キレて官僚に当たり散らすことも多々あるとか。被害を受けた官僚は多いようです」

この点に関しては、前出の田崎氏も「怒りっぽいとか、人徳の点で問題があると言う人はいるんです」と認めている。

2019年10月18日号の週刊朝日によると、経産省や内閣府、外務省などの歴代の担当者は、大臣の機嫌を損ねないようどのように接するべきか蓄積してきた「茂木敏充マニュアル」があるといい、事細かく注意点が示されているという。

例えば食事。麺類が好きだとしつつ、例外的に嫌いだとされる冷やし中華や長崎ちゃんぽんまで把握している。伸びたり硬くなったりしないよう、注文時間の調整も抜かりない。パンは好きだが硬いフランスパンは苦手。メロンは嫌いだとされるが、なぜか夕張メロンはOKのようだ。

茂木氏は大のヘビースモーカーとしても知られ、マニュアルでは「プライオリティが最優先」とされている。

「あらゆるところで吸えるよう調整し、喫煙可能場所のリストを作成する」となっており、どうやらタバコを吸える場所を確保しておかなければ、茂木氏の機嫌を損ねてしまうようだ。

「こんなリストが存在している時点でパワハラです。甘利さんは政治とカネの問題がきっかけとなり幹事長を辞任することになりましたが、茂木さんのパワハラもかなり危険です。周りに人がいても怒鳴り散らすこともありますから。そうしたことがいずれ自分の首を絞めることにならなければよいのですが」(前出・政治記者)

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甘利氏が辞任し、ホッと胸をなでおろした感のある岸田文雄首相だが、今度は新たな心配の種が増えてしまったかもしれない。

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