新型コロナの感染状況も落ち着いてきて、愛犬を連れ出して外で思いっきり遊ばせる飼い主さんが増えています。出かけた先の公園や山などで注意したいのが虫刺され。特にハチに刺されたときには応急処置が大切になると、その手順を教えてくれるのは、メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』著者で獣医師の佐藤先生です。スズメバチやアシナガバチの活動時期は過ぎましたが、ミツバチはまだしばらく元気なようで、油断せずにペットとのアウトドアを楽しんでください。
ペットがハチに刺されたら
緊急事態宣言も解除になり、愛犬とアウトドアや旅行などを楽しみたいと思う時ありますよね。行ったら気付けてほしいのが「ハチ」の存在です。
通常、ハチの毒による炎症で死に至ることはありません。『アナフィラキシーショック』というアレルギー反応が起こることで危険な状態になります。少しでも毒による炎症を抑えるために応急処置が大切になりますので、覚えておいてほしいです。
1)針を除去しよう
指でつまんで抜いてしまうと、指で針を押しつぶす形となり毒をペットの体内に入れてしまう可能性があるため、まず、患部を確認して、針が残っているようだったらカードなどを使って除去して下さい。
2)水で傷口を洗い流そう
ハチの毒は水溶性です。水で流しながら体内に入る毒液の量を減らす事ができます。
3)患部を冷やす
冷やすことで、炎症によりおきている腫れや痛みをやわらげてあげましょう。
●まとめ
外には虫がつきものです。ハチだけではなく、さまざまな「虫」に気をつけてあげてください。ハチに刺されたら、今回の応急処置をしたからと言って安心するのではなく、必ず動物病院の診察を受けて下さいね。
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