プライドばかり高い人ほどガラスのように傷つきやすいのはなぜ?

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コミュニケーションがうまく取れない、生きにくいと感じている人の中には「自己信頼感の低さ」が原因の場合もあるようです。無料メルマガ『東北の人気メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』の著者である吉田こうじさんは、自己信頼感が低い人が自分を隠そうとして育んでしまう「虚栄心」について詳しくお話ししています。  

ガラスの虚栄心とダイヤの自己信頼感の違い

自己信頼感が低い人は、虚栄心(見栄)で自己信頼感の低さをカバーしようとする傾向があります。たとえば、自己信頼感が低い人は、他人から

・認めてもらうこと
・褒めてもらうこと
・尊敬してもらうこと
・大切にしてもらうこと
・愛してもらうこと

などに依存しないと、自分という存在を維持することが難しいと感じているので、是が非でも「これが欲しい!!」と思っていたりするのですが、その一方で、そうした依存心を「自分の弱点」とも思っているので、「本当は欲しいのに隠さなければならない」といった、激しい自己矛盾に陥って苦しんでいることが多いです。

このとき、自分の弱点を隠そうと利用するのが「虚栄心」です。

自己信頼感と虚栄心は、ダイヤモンドとガラスの違いのようなもので、一見、素人が見ると両方とも綺麗に見えるのですが、ダイヤモンドは硬いものにぶつけても傷つきませんが、ガラスはすぐに欠けたり傷がつきます。

いわゆるプライドばかりが高い人って、自己信頼感の低さをプライド(虚栄心)で隠そうとする人のことで、自己信頼感(自尊心)の代わりに虚栄心に依存しているため、見た目以上にとても傷つきやすいのです。

ですが、パッと見は自己信頼感が育まれている人と、虚栄心でなんとか保っている人の違いってわかりにくいので、本来なら「自己信頼感」を育む方に実直に努力をすればいいのですが、手軽でチープな「虚栄心」で見栄えを良くする方向に努力してしまうことってよくあるパターンです。

ちなみに、「自己信頼感」が育まれている人か、それとも「虚栄心」に依存している人かの違いを一言でいえば「視野の広さ」です。

自己信頼感が形成されている人は、自分のことも自分とは考え方やライフスタイルの違う人のことも自分と同じように尊重することが大前提で人間関係を考えます。自分とは違う価値観の中にも「価値」を見出すことができるのです。

一方、虚栄心に依存している人は、自分とは違う考え方やライフスタイルが違う人のことを「拒絶」「差別」「侮蔑」「黙殺」したりします。自分とは違う価値観を受け入れることができません。かといって正面から抵抗することもできません。なのであれやこれやと言い訳を創造しては、「拒絶」「侮蔑」「差別」「黙殺」します。

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