2020年には世界に先駆けて新型コロナ封じ込めに成功し、今年に入って襲われた急拡大の波も再び収束させるなど、コロナ防疫の模範とされる台湾。そんな台湾の衛生観念の形成に、日本が深く関係していることをご存知でしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、日本が台湾を統治した50年の間に、当地の衛生観念を激変させた事例を紹介。その「正の遺産」の延長線上に、台湾の優れたコロナ防疫があるとの認識を記しています。
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※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2021年11月17日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。
プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。
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【台湾】コロナの被害を食い止めた台湾の衛生観念は日本人がつくった
● 春節の入国、8日目から条件付きで在宅検疫可能に=来月14日から/台湾
台湾におけるコロナの現状は今どうなっているのかについて、読者の皆さんは日々ニュースなどでご覧になっていらっしゃると思います。11月14日の報道によれば、台北の中央感染症指揮センターは国内感染、死者ともゼロであり、新規感染者は9日連続ゼロとなったと発表しました。
海外からの入境者の感染例は毎日数人ありますが、水際でしっかりと防がれています。国内の警戒レベルは「第2級」が維持されていますが、山や海辺などで安全な距離を保つことができる場所なら着用しなくてもいいと、マスク着用が一部緩和されています。11月16日からは、接待を伴う飲食店やバーなどについて、条件付きで営業を認めることが発表されました。以下、報道を一部引用します。
新たに営業が認められる場所では、従業員が新型コロナワクチンを少なくとも1度接種してから14日経過していること、初出勤前3日以内の簡易検査またはPCR検査の陰性証明を提出することなどが条件となる。
営業再開後は従業員が2度目の接種を済ませていない、あるいは2度目の接種から14日経過していない場合、週に1回、簡易検査またはPCR検査を受ける必要がある。また入店客もワクチンを少なくとも1度接種してから14日経過した証明を提出する必要がある。
これらの場所では原則として入店客への連絡先登録(実聯)制の実施、検温、従業員の体調管理、消毒の徹底などが求められる。
● 接待伴う飲食店やバーの営業、条件付きで解禁へ 16日から/台湾
ワクチンの接種率も国民全体の70%以上となりました。
8月からは台湾国内産のワクチンも推奨されており、蔡英文総統が国内産ワクチンを接種する様子がマスコミで拡散され、安全性をアピールしました。
最近ではビオンテック製ワクチンを接種後に、心筋炎を発症した青少年の事例がいくつか確認されたことから、青少年へのビオンテック製ワクチンの2回目の接種は見合わせることになったとのことです。
● 台湾、青少年へのビオンテック製ワクチン2回目接種見合わせ 心筋炎懸念で
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