海外ビジネスで失敗ばかりの日本企業が中国に頼らなくても成功する方法

 

「ベトナムビジネス、どうでしょう?」ベトナム市場参入支援

今回、私が「ベトナムビジネス、どうでしょう?」と皆さんに問いかけているのは、人材獲得とビジネス展開までの道筋が見えてきたからである。

まず、ベトナム人技能実習生で帰国した人材をネットワークしている機関が日本にあること。そこには、ベトナムビジネスのベテランである日本人と、ベトナム人のスタッフが常駐している。

そして、ベトナムにも事務所があり、日本語の話せる現地スタッフが常駐している。通信環境も良好で、いつでもオンラインで打ち合わせが可能だ。

例えば、ベトナム語のWEBを立ち上げることも、ベトナム語でSNSを発信することも、ベトナムでネット調査、ネットアンケートを行うことも可能である。

つまり、本格的なビジネスを始める前に、現地で調査、テストマーケティングを行うことが可能なのだ。

これまで、現地の反応を見るには、現地の展示会に出展するしかなかった。しかし、展示会出展と出張経費を考えると、かなりの出費になる。しかも、展示会の事前にプロモーションをかけたり、展示会後にフォローの商談を行うことができない。何年展示会に出展したとしても、具体的なビジネスにつながる事例は決して多くない。

それならば、現地で販売先候補をリストアップして、そこに連絡を取り、サンプルを見せたり、実際に日本の担当者が、販売先と通訳をZOOMでつなぎ、商談した方が早いではないか。

その上で、可能性があるようなら、日本の本社でもベトナム人をWEB面接で採用し、現地スタッフの採用や教育の準備を進めることもできる。また、現地に在庫を保管してもらい、それをネット販売することもできるかもしれない。

ベトナム人技能者、ベトナム生産支援

生産をベトナムで行いたい、あるいは、工場等で働く人材をベトナムから獲得したい場合も、日越をつなぐスキームが活用できる。

例えば、人手不足でベトナム人の実習生あるいは、特定技能者を採用したい場合も、実際に現地に出張することなく、WEB面接を行うことが可能である。

また、ベトナムで工場を探したい場合は、まず、ベトナムでネット調査を行い、現地語でメールを出し、サンプル依頼等を行うことも可能だろう。

もちろん、それで簡単に工場が見つかるという意味ではないし、ビジネスが成功するという意味ではない。あくまで工場を探すまでのプロセスの簡略化という話だ。

ベトナムに独資の法人や工場を設立したいという場合は、事前にベトナム語のWEBを立ち上げ、日本の会社紹介を行い、SNSで情報発信をして、その運営や翻訳を委託することも可能である。

また、法律的な問題等についても、日本側とベトナム側の機関で話し合いながら、最適な方法を探すことができるだろう。

また、現地社員のマネジメント、採用に関する人材獲得もWEBを通じて行える。日本本社に在籍できる日本語が話せる優秀なベトナム人を採用することも可能だ。

つまり、あらゆる場面で柔軟かつ個別に対応することが可能なのだ。

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